
ロバート・レッドフォード版ではなく、デカプリオ版。
謎の大富豪ギャツビーの、人生の栄華と破滅を描く。
序盤はギャツビーが催す週末ごとのゴージャスなパーティーに招待もされていない人々が勝手にやって来て乱痴気騒ぎを繰り返すが、実はギャツビーのある人へのひたむきな純愛がもたらすものだとわかってくる。
スパイダーマンで有名になったトミー・マクガイヤが唯一ギャツビーの心情を理解できる者ニックとして狂言回しの役となるが、彼からすると、ギャツビー以外の人物はすべて「くず」であると断定する。
ストーリーを見ていくと、ギャツビーの愛したデイジーも含め、すべて俗物で自分本意である。全編通してギャツビーとニックだけが真摯な人生を歩んだものと感じた。
そう、ギャツビーの愛したデイジーの日和見主義に腹が立ち、なおかつ自分の犯罪をすべてギャツビーに押し付けて逃亡するくず加減、でもそんなくず女を命がけで愛したギャツビーの悲しくもおろかな愛に挽歌を捧げざるを得ないのだ。
評価4。