イーストウッドが今回演じるのは、その道では凄腕のベテランプロ。ただし泥棒の、である。

主人公ルーサーはある豪邸に忍び込み、豪華な貴金属類や札束の山を盗み取り、去ろうとした。するとその時、その家の夫人が酔った男と入室し情事を始めるので脱出できなくなる。男は興奮し過ぎて夫人に暴行を加え始め、それに耐えかねた夫人が馬乗りにナイフを振りかざした刹那、ふたりの男が突入して夫人を射殺してしまう。この間男(まおとこ)が実はなんと合衆国大統領で、突入した男たちは、シークレットサービスだった。その一部始終をみてしまったルーサーは大統領側に命を狙われ続けることになる。


イーストウッドの映画は見尽くしたと思っていたが、まだ見たことのなかった映画に出会ったのがラッキーだと思った。

前半は敵に追われまくっていたが、自分の娘まで命が狙われたことに憤慨した後半は大逆襲に転じる。特に豪邸から盗んだものは全て元通りに戻してから、大統領に報復を企てるところが粋だ。