裕次郎の代表作。暴れん坊だが将来性のある腕を持つドラマーの若者の物語。
ライバルのチャーリーを蹴落として、ジャズドラマーの人気者に成り上がるまではよかったが、チャーリー所属の芸能事務所(ヤクザに近い親分である)に睨まれ、報復を受ける。

兄を慕い、作曲家として才能を芽生えさせた弟のバックアップに余念がないが、酒癖の悪かった父親に姿を重ねた母親に、徹頭徹尾疎まれる。

最後はオーケストラを指揮する弟の生演奏を、涙ながらにラジオで聴いているシーンとなる。母との和解は叶うのだが、手を潰されドラムを二度と叩けなくなった末で、加害者が裁かれることもなく、この先はどうするのか展望のない終わり方には不服が残る。

それにしても最初にライバルから痛撃を食らって手をケガし、ドラム捌きが思うようにならなくなり切羽詰まった時に突如として、あの♪おいらはドラマ〜…という有名な歌を歌い出すのはおかしかった。
昔の娯楽映画だからツッコミどころ満載かな。