傭兵のアレン・フォークナー大佐は、影の実力者マターソン卿から、クーデターで亡命し、軟禁状態にあるアフリカの某国元大統領リンバニ救出作戦を依頼される。リンバニを大統領として復活させ、銅の採掘権を有利に手にしようと画策しているのだ。マターソンとは全く馬の合わないフォークナーだったが、仲間を集めることにする。ここから傭兵部隊の物語が始まる。

前半は傭兵部隊の組織化からリンバニ救出まで、トントン拍子にストーリーは進む。
しかし、依頼主の裏切り(利害が敵対していた相手との手打ち)により、敵国に取り残された部隊は、敵軍の大逆襲を受け散々な目に遭う。

イギリス製作で公開は1978年。当時は「未知との遭遇」や「スターウォーズ」といった超有名作が話題を独占していた。日本では角川映画が「野性の証明」を大規模にプロモーションしており、それらの影に隠れてこの作品は全く巷で話題にならなかった。
しかし前半の救出作戦や後半の脱出における戦闘シーンなど、迫力のある演出だった。逃げても逃げても追ってくる敵、バタバタと倒れていく仲間たち、心臓が悪い上、腹に被弾し、次第に弱っていく元大統領。やはりちょっと時代による映像技術の未熟な所は見られたが、十分見応えがある戦争映画だった。

平和に慣れている自分としては、自ら志願して戦場に向かう傭兵の気が知れないとつくづく思った。食い詰め者も多かっただろうが、「私は戦場が好きなんです」とランバ・ラルのような者もいる。
そういえば、知人に自衛隊の佐官級の人がいて、生まれ変わってもまた自衛官になりたいといっていた。わたしゃ、生まれ変われるんだったら、また別の人生を経験してみたいけどねえ。

主要なメンバーの中で、家族に無事戻ってくることを誓って出発した者、報酬で家を買いたいといっていた者など、エピソードを持っている者は必ず死ぬというのもセオリー通りであった。ここを崩すと、つまらんストーリーになる可能性があるのだが。
評価4。