七つの会議(2019)売上至上主義のブラックな大手電機メーカーの社内で左遷が相次ぐ。背景にはこの企業の体質がもたらす不祥事があった。万年グウタラ社員を装ってきた八角の逆襲が始まる。池井戸潤原作なので、半沢直樹とテイストが同じ。ラスト近くで悪鬼の如き表情となる香川照之も「半沢」を彷彿させるし、北大路欣也も然りだが、池井戸ドラマには欠くことのできない俳優なのであろう。及川が狂言回し役となり、そのコンビともいうべき朝倉あきの役回りもよい。