映画「バッドボーイズ RIDE OR DIE」 | champagne-bar-tritonのブログ 映画と観劇と浜田省吾

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大ヒットのバディ・アクション、シリーズ最新作の第四弾。
マイアミ市警の破天荒な刑事コンビの活躍を描く。


映画「バッドボーイズ RIDE OR DIE」

 


マイアミ市警の刑事コンビ、バッドボーイズことマイクとマーカス。
いきなり名コンビぶりを見せ、コミカルかつ小粋でスタイリッシュ。


ド派手なスピード感あるアクションと、軽快でテンポ良いやり取り。
シリアスとユーモアの融合が絶妙で、色んな要素が楽しめる娯楽作。


マイクの結婚式の場で、マーカスは心臓発作を起こして倒れるが。
意識を失っている間に自分は死なないと悟り、覚醒して不死身に。


やがて故ハワード警部に、麻薬カルテルとの汚職疑惑が浮上する。
かつての上司の無実の罪を晴らすため、二人は独自に捜査を始める。


シリーズとして、過去の事件や登場人物もしっかり絡んでくる。
今作だけでも楽しめるが、関係性が分かった方がより面白いと思う。


謎の麻薬組織について知っているのは、因縁あるマイクの息子。
口封じのため、息子アルマンドは組織から命を狙われるように。


さらに二人は容疑者として、警察からも組織からも追われる身に。
大切な証人でもある息子を守りながら、必死の逃亡劇が始まる。


その過程で信頼関係を築き、父と息子の愛と絆を取り戻していく。
親子愛も盛り込みながら、同じ目的で共に戦う姿に胸が熱くなる。


ハワードが遺した最後のメッセージは、誰も信じるな、だった。
内部に黒幕の存在があると分かり、頼れるのは限られた人物だけ。


巨大な組織は人質を取るため、それぞれの家族に襲い掛かって来る。
ついにマイクの新妻と、ハワードの孫が敵に捕らわれてしまう。


不死身だと暴走するマーカスに、過去のトラウマが蘇るマイク。
どんなピンチの場面でも、互いに助け合い強敵に立ち向かう。


共に生き、共に死ぬ、どんな困難があろうとも絆が揺るがない。
シリーズを通して、二人の絆はさらに強固なものになっている。


そんな二人を支える、個性的な周囲の人物もたくましく頼もしい。
特に若い息子たちが大活躍し、若さのパワーが漲る姿が良かった。


オヤジたちのバカバカしい下ネタも随所であり、笑ってしまう。
でも、ちゃんとキメるし強いので、かっこよくて微笑ましい。


意外な内部の黒幕を暴き、愛する者を救うためアジトに向かう。
そして、上司と自分たちの濡れ衣を晴らし、正義を貫くため戦う。


クライマックスの古びた遊園地での戦いは、豪快で大迫力だった。
激しい銃撃戦に、ドローンを駆使した過激で壮絶な爆撃の数々。


年齢を感じさせない肉弾戦も、ワニの攻撃による水中戦も楽しめる。
最後には、それぞれが抱える過去の因縁も解消させる奇跡の着地点。


親子愛、家族愛に加え、頼れる仲間との友情と絆は感動的だった。
勧善懲悪で、痛快でスッキリ爽快のハッピーエンドに心が温まる。


ハラハラドキドキの展開に、戦いの臨場感あふれるカメラワーク。
あらゆる要素が盛り込まれ、ワクワクと興奮させられる作品だった。