2023年度「映画マイ・ベストテン」5位~1位 | champagne-bar-tritonのブログ 映画と観劇と浜田省吾

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福岡市にある、「シャンパンバー トリトン」のオーナーです

では、2023年の映画ベストテン、5位から1位までです。
どれもいわゆる超大作ではないけど、本当に素晴らしい作品だった。


5位、「スイッチ 人生最高の贈り物」

 


笑った!とにかく可笑しかった!クォン・サンウの魅力満載だった。
そして最後には感動したし、最高にロマンティックで素敵だった!


独身のトップスターが、突然2児の父となり無名俳優になっていた。
マネージャーと人生が入れ替わってしまった、ファンタジーのコメディ。


戸惑いながらも子育てに奮闘する姿が微笑ましくて、愉快だった。
妻の尻にひかれ、冴えない男となったドタバタ劇が可笑しかった。


さらに、立場が変わることでマネージャーの苦労を知るのが皮肉的。
別の人生を歩むことで多くを学び、成長していく姿が素晴らしい。


そして、家族の良さに気付き、夫婦愛、親子愛に目覚めていく。
ラストに起こった奇跡は最高にロマンティックで、美しいハッピーエンド。


素敵なラブロマンスにウットリ、家族の愛と絆に感動して笑って泣いた。


4位、「PATHAAN/パターン」

 


IMAX上映のみも納得の、大迫力のインド映画にド肝を抜かれた。
全てが圧倒的で、インド映画らしい傑作に衝撃を受けた作品だった。


銃撃戦にド派手な爆破など、アクションがてんこ盛りで凄まじい。
世界を股にかけた壮大なスケール感で、壮絶な戦いを繰り広げる。


シャー・ルク・カーンの筋肉美もお見事で、超クールでかっこいいし。
サルマーン・カーンと共に戦うまさかの展開に、驚くやら可笑しいやら。


女優さんも強くてかっこいいし、俳優陣の魅力に魅了されまくり。
ゴージャスな群舞も楽しめて、インド映画の良さをたっぷり味わえる。


リアルで本格的なアクションの中、美男美女のラブロマンスもあり。
裏切りや駆け引きの連続で、スリリングな人間ドラマも盛り込む。
仲間との友情と絆もあり、感動的で色んな要素を楽しめた。


3位、「極限境界線 救出までの18日間」

 


実話を基にしたこの手の物語は、韓国映画はうまい!と感心する。
命がけの交渉劇を描いた衝撃作、スリリングかつ感動した!


アフガニスタンで、韓国人がタリバンに拉致される事件が発生。
この事態に韓国政府は外交官を派遣し、交渉にあたることに。


困難を極める中、現地の工作員の男も仲間に加わりバディとなる。
当初は反発し合うが、次第に信頼関係と、友情と絆を育んでいく。


共に人質解放を目指すが、ピンチの連続でハラハラドキドキ。
緊迫した駆け引きの心理戦が続き、緊張感が張り詰めていた。


国家間の板挟みとなり、苦悩するファン・ジョンミンがお見事!
タッグを組むヒョンビンも最高にかっこよくて、俳優陣の魅力満載。


諦めずに命がけで交渉に挑む、彼らの勇気と覚悟に感動した。
最後まで驚きと衝撃があり、リアルな再現度で終始楽しめた。


2位、「HUNT ハント」

 


イ・ジョンジェ初監督作で、チョン・ウソンとのタッグ、期待大だった。
期待を裏切らないどころか、上回る面白さに興奮して感動した!


大統領暗殺計画に隠された、壮絶な諜報戦を描くスパイ・アクション。
終始緊迫感が張り詰め、ド派手なアクションもリアルで本格的。


軍事政権下の時代の韓国を舞台にし、凄まじい戦いを繰り広げる。
二重スパイを探す任務を受けた男たちの、駆け引きによる頭脳戦。


誰が敵か味方か、人間ドラマも深くてスリリングで面白い。
残酷な拷問にかけるなど、バイオレンス描写も容赦なくおぞましい。


驚きと衝撃の連続で、二転三転する展開にハラハラドキドキ。
スパイの正体が明らかになってからも、意外な展開となりビックリ。


戦いながらも互いへのリスペクトがあり、男の友情と絆に泣けた。
南北に分断された国家の事情がよく分かる、素晴らしい作品だった。


1位、「非常宣言」

 


見たのは1月だったけど、この時点で早くも1位となるな!と確信した。
約1年前に見たけど、深く記憶に刻まれている感動の衝撃作。
その後も、今作を超えることはなかったほどの、大傑作だった。


上空の飛行機内でバイオテロが発生した、パニックムービー。
密室空間でテロが発生、犠牲者も出て機内はパニックに陥る。


そんな脅威に対し、上空と地上で連携して、どう立ち向かうか。
それぞれの選択が運命を決める、必死の奮闘ぶりを描いていく。


ソン・ガンホにイ・ビョンホン、キム・ナムギルまで超豪華キャスト陣!
俳優陣がかっこよくて魅力たっぷり、名演の数々を楽しめる。


次々と危機的状況に陥り、ついに操縦不能となり墜落の危機に。
一人の男が過去を乗り越えるべく立ち上がる、再生の物語でもある。


そして、愛する人を救いたいと奮闘する、家族や夫婦の愛と絆の物語。
ラストの着地点には安堵したし、人間の善意に希望が見えて感動した。


あらゆる要素が詰まっていて、面白くて深くて終始引き込まれた。

 


10作品のうち半分は韓国映画が占めるという、私らしいラインナップ。
そしてインド映画2本、BLもの2本に、異例のアニメが1本でした。


韓国映画、強し!2023年も、韓流クオリティが圧巻でした。
2024年は鑑賞本数は減るでしょうが、映画を楽しみたいと思います。