ブッケンハウトジャスパーという石に初めて出会った時、
なぜかとても懐かしかった。
アフリカが産地と聞いて、益々興味が湧いた。
この石を使うと、ビジョンが研ぎ澄まされるよう。
とてつもなく鮮明で、まるで…リアル。
しばらく、この石を使ってのワークはしてなかったんだけど。
つい先日のこと。インナーセルフに、流れで、
「なぜあの人はああいう風に振る舞うのだろう?」という疑問を投げかけた時、
笑いながら石を二つ、ころんと地面に投げた。
投げられた石は地上に落下することなくそのまま浮上し、
鏡のような泉を作りだした。
泉に映し出されていたのは、その人の、別の人生だった。
そこには、私も別の人物として登場していた。
その人は、その時の出来事がきっかけで…魂に、深い傷を負ったらしい。
その傷を癒すことに、夢中なのだ。
だから、ああいう振る舞いに出るのだ。
ああ…そうなんだ。
でも、まさか、そんな。
インナーセルフが、石を使って、他人の過去世を見せるなんて、
いくらなんでもそりゃ馬鹿げてる。
…馬鹿げてるけど…
私がそれで納得できるなら、それでいいのかもしれない。
その人とは、おそらく、その時も今も、縁の深い者同士。
そんな傷を負って前に進めないんでは…
愛いっぱいの瞳で見つめるのが、私にできること。
それが分かれば、それでいいんじゃない?
何とか自分の中で帳尻を合わせ、ほっと一息、起き上がる。
インナーセルフが投げた二つの石とは、
この石…だったかもしれない。