
その貧しい男は、「境界」付近で生きていた。
ある時、越境してしまったのが見つかり、捕まった。
侵入者である自分を、彼らが許すはずがない。
そう思っていたが…
彼らは、こう言った。
「あなた方は我々の神を奪った。
しかし、我々はあなたを受け入れよう」
信じられない思いだった。
彼らが、それこそ神に思えた。
やがて、彼らの信じる神が何なのか、知ることになる。
この大地、自然こそが、最も美しい宝であり、
彼らの神であるということを。
貧しかった彼は、豊かな大地の恵みを受け取るようになった。
共存、許し、愛。
彼は、最後までその土地にいることはなかったけれど、
全てを受け取った彼の魂は、
輝く魂の集合体の一部となった。
魂は今も繰り返し、人々をワンネスへと導いている。
違った者同士が一となった魂が存在する…
その場所、人々が存在する…
虹色の力強い光は、その手を私たちに差し伸べていた。
強い引力で、私たちを導くように。

