~前回までの話~

世界遺産の『ジャマエルフナ広場』で見世物になるストリートファイトに出場させられる。


目にパンチを貰いコンタクトが吹っ飛び片目になるが、大道芸人のボケのおっさんを倒す。


終了したと思いきや、次に待ち受けるのはイゴールボブチャンチン(ロシアのMMAファイター)のような奴が既にグローブを付けて待っていた。
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ツッコミおっさんは俺の腕をつかみ逃がしてくれない。

(多分、いい商売道具だと思ってると思う。良い試合をすればお金がたくさんもらえるので。)





見合ったこの白人、目がキリッとしている。


こいつの事をボブと呼ぼう。





ボブ『カラテ!カラテ!』





どうやらボブは2年間、極真空手をやっていたらしい。


同業者じゃないか…。






おやまぁ…(゜д゜;)





格闘技経験者はやだなぁ…。

特に外人とか未知数だし…。




俺も極真やっていたと言うと、ルールはどうするのか?


と、ずっと言ってる。

空手ルールか?ボクシングルールなのか?




※極真空手のルールは

打撃のみで、手や肘で顔面攻撃以外は何でもアリ

膝、鎖骨、関節、など



個人的には蹴りが得意なので、空手ルールが良かったんだが、

ツッコミおっさんの仕切りの元、結局ボクシングルールになった。


ツッコミおっさん『ところでお前、名は何という?』


ギャラリーの子供達『ジャッキーシェン!』








(゜д゜;)??







ジャッキーシェン?






そういえば、UAEでジャッキーシェン と言われた事があったな。


ツッコミおっさん『お前はジャッキーシェンか?ちょっとマネしてみせろ。』





お前の網膜はどういう構造なのか、詳しく説明してもらいたい。




ツッコミおっさん『では、お前は何なのか?』

また、子供達が

『ボックス!ボックス!』


ツッコミおっさん『では、お前はボックスだ。』




んかしっくりハマった



この時から、モロッコでは俺の名前はBOXになる。


こうして、ボックスVSボブの対戦カードが決まった。


試合開始まで、また同じ手順だ。


①前座の漫才

②選手入場

③見合い、煽り

④祈り


ボックス!という掛け声とともに試合開始!


あれ?なんか遠い?と思ったら、


ボブはサウスポー(右手が前の構え)

俺はオーソドッグス(左手が前の構え)

※この場合少し遠く感じちゃうのです


が、空手家の弱点を元同業者の俺は知っていた。

空手は顔にパンチは出来ないのでガードを上げる必要が無い。

※正式には黒帯にならないと出来ない


ボブの弱点はガードが低いから顔に当てやすい。

ただ、パワーががあるので食らったら非常に、困る…。


しかし、1人目のボケのおっさんよりは、強い強い。

カウンターを狙って顔に確実に当てに行く。

今回は手数の多い試合になった。ボブの手数も相当多い。




『ボコッ!!』



たまたま、いい所にヒットしてくれた。

ボブは膝を付き戦闘不能。


ツッコミおっさん『ボックスの勝利~!』


ボブに勝った。2連勝した。


結果、ボブからのクリーンヒットは無かったものの、至る所にダメージは残っている。


やっぱ痛ぇーヽ(;´Д`)ノ


ボブとハグしてイイ感じに試合は終わり、のはずだった…



ここまではすごく良かった



ここまでは…








サークルの反対側に








物凄い殺気を放った奴が








黒い覇気をまとった奴が








猛烈にメンチ切っとる







…。








(;´▽`A``








ん?





えぇ?ちょっ!俺ですか?!



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