■8月11日(月)

 

遊佐町の「道の駅ふらっと鳥海」で昼食後、鳥海山の五合目にある鉾立を目指す。標高が1000m以上あるので涼しい事を期待しており、車の温度計が麓で25℃(これでも結構涼しいが)だったが、徐々に標高が上がり、鉾立では19℃に。気温に関しては期待した通りだったのだが、肝心の景色は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雲の中の真っ白い世界だった…。

 

 

 

↑旅が始まるまであれだけ無駄に晴れていたのに何故!!

鳥海山象潟口五合目鉾立 (秋田県にかほ市象潟町小滝) 2025.8.11 (以下2枚同じ)

 

↑普段なら登山客で賑わっているだろうが、この視界なので人気はまばら。

 

↑奥には庄内平野と日本海が望める場所なのだが…。

 

まあ、せっかく来たのだからと稲倉山荘という山小屋でお土産を買い、個人的に好きなビジターセンターを見学して早々に鉾立を後にした。

 

さすがにこれだけでは鳥海山らしい見所を満喫したとは言い難いので、象潟に向かう途中にある大きな滝か、横に広い伏流水と滝かのどちらかを見ようという話になり、遊歩道が充実している後者を訪ねた。

 

車を結構広めの駐車場に停めてしばらく遊歩道を歩くが、最近熊の目撃情報が多く少し不安だった。しかし、この山間部にどこから人が湧いてくるのかという位に次々と観光客がやって来て、すぐに不安は解消された。

 

そして見えてきた横に広く滝として流れ落ちる「元滝伏流水」。川の上だけ靄がかかり幻想的だ。手を入れて感じる冷たさにずっとここに居たい気持ちになった。

 

↑苔むして清涼感がある流れ。見た目だけで癒される。

元滝川 (秋田県にかほ市象潟町本郷) 2025.8.11

 

↑奥に行くにしたがって川から靄が立ち上り幻想的な景色に。

元滝川 (秋田県にかほ市象潟町本郷) 2025.8.11

 

↑最奥部の元滝伏流水。1日に5万トンの水が湧き出しているとの事。

元滝伏流水 (秋田県にかほ市象潟町本郷) 2025.8.11

 

滝の水しぶきを浴びて気持ち良くなり、そのまま「道の駅象潟ねむの丘」へ。親戚宅の風呂渋滞を避けるため私達はここで入浴。2015年にも来ているが、建物の4階から日本海の眺めを楽しみながら入る温泉は最高だ。そして非常に充実した物産館で山形県では買えないお土産を購入し、酒田に戻る事にした。

 

すると、象潟を出てすぐにあれだけ姿を見せなかった鳥海山が姿を見せてくれた。山形県境あたりで角度的に一旦見えなくなり、再度遊佐町で美しく見えると思いきや、山形県側ではまた雲に隠れてしまった。今回の旅で鳥海山が見えたのはこの一瞬だけだった。

 

↑象潟を出てすぐに少しだけ見えた鳥海山。個人的には遊佐町から見るのが一番美しいと思っている。

国道7号線 (秋田県にかほ市象潟町大塩越) 2025.8.11

 

この日、酒田の日本海総合病院近くの魚がおいしい和食店で親戚が集まり食事会をするとの事で、19時集合と言われ風呂も土産の物色も早々に切り上げて戻ってきたのに、現地に皆が揃ったのは19:20頃。地方の方々はのんびりしてるわと思うひとコマだった。

 

↑遊佐菅里ICから酒田中央ICまでは初めて日東道を使用。景色は国道好き目線では面白くなかった…。

日本海東北自動車道 (山形県酒田市漆曽根) 2025.8.11

 

vol.7に続く。