今回はベタな編成写真を。

 

高校生になり、ひとりで当時発売されていた「北陸ワイド周遊券」を使って撮影旅行に行った時のもの。この切符は敦賀~糸魚川の北陸本線と、越美北線・城端線・氷見線・富山港線・大糸線の平岩以北が7日間、特急・急行の自由席も込みで乗り放題で、かつそのエリアまでの往復の乗車券と急行の自由席も有効という、今も存在していたら神の様な切符だ。京都から学割で購入すると、1諭吉でお釣りがあったという衝撃的な価格設定だった。移動には短区間でも特急を乗り回し、485系に乗りまくっていたのも良い思い出だ。

 

当時はまだ583系の臨時「雷鳥」が走っており、とにかく編成写真を押さえたいという事で田んぼの中でスッキリ狙えるポイントへ出掛けた。どんよりした空の中を駅から30分…。こんな条件なら今なら別のポイントを考えるだろうが、アドリブが利かないところに若さと経験の少なさを感じる。

 

↑とりあえず記録で編成写真を撮っていた。やはり583系はこのカラーがよく似合う。

特急「雷鳥」583系 北陸本線 芦原温泉→丸岡 (福井県あわら市(旧芦原町)稲越) 1989.8

 

少し前の事の様に感じているが、気付けばもう35年前に撮影したもの。この頃走っていた車両で現役の車両はさすがに無いだろう。