■1月19日(日)
越後湯沢で下車後、とりあえず乗車予定の1本前の「はくたか12号」を見送り、暫くして入線する普通列車を待つ間に駅の中の「はくたか」の文字を探して回った。時刻表や案内板など色々あるが、これらが北陸新幹線開通と共に消えてしまうと思うと寂しさがこみ上げる。中には手作りの「ありがとう」と書かれたボードもあり、沿線に愛されていた事を強く感じた。
↑新幹線から在来線の動線にあったボード。手作り感がいい!
↑こちらはかなり気合が入った掲示物。683系のスノラビがデビューした頃のものだろうか?
「はくたか12号」は9両ともJR西日本バージョンの「ホワイトウイング(パッと見はほぼサンダーバード)」だったが、私が乗車する「はくたか14号」は、9両ともスノラビの683系だった。事前に北越急行のHPを確認すれば編成は分かるが、敢えてお楽しみにしていた。基本的にどれでも良かったが、一番レアな車両に乗車できて良かった。発車まで時間があるので、様々な表情を撮っておいた。
↑ひたすら雪が降りまくる。ゆきうさぎの目が雪まみれ…。
↑発車待ちのスノラビ。雪の中で佇む姿もよく似合う。
越後湯沢を定刻で発車。車体の背丈くらいある積雪の中をこもったジョイント音で軽快に駆け抜ける。車両はN13編成の8号車、モハ683-8001。華やかなピンク系の内装で、非常に座り心地が良い。以前、683系「しらさぎ」に乗車後にN700A系に乗り継いだ時、後者はただ広いだけで座席としての質が低く、前者の座席の質が非常に高い事を知った。私の乗車経験では普通車最高レベルだ。
↑雪の壁を見ながら暖かい車内で笹だんごを食べる幸せ…(写っていないが)。
六日町からいよいよほくほく線に入り、160km/h運転の体感だ。実際は余程遅れていない限り160km/hは出さないらしいが、走行音が明らかに湖西線の「サンダーバード」とは違う。殆どトンネルなので、僅かな明かり区間で早さを認識するが、なかなか感動モノだった。
列車は45分で直江津に到着。時間とお金があればもう1往復したいところだが、なかなかそういう訳にいかず、最初で最後のほくほく線「はくたか」を堪能し、別れを告げた。