これは映画館で見る映画だなぁって思いました。
最初の感想は
原作を読んでみたい!
です笑
おそらくだけど、かなりテンポ良く進んでいくため
細かな設定がわかりにくい、というか
想像しなくてはならず
感情移入しにくいところがありました。
で、作品自体が良くなかったのかと言うと
そんなことはないんですよ!
わたしが泣いたのはまぁまぁ初期のところで
ネタバレになりますが
歌舞伎役者の血筋に生まれた横浜流星演じる俊介と
ヤクザの家に生まれたけどもいろいろあって歌舞伎役者の道を進み出したくキクオの友情のところは泣きました。
これまでこういうライバル関係が描かれる時
足を引っ張ったり、嫉妬に狂って人間性を貶めてしまうことがよくあったと思うけど
この映画はそうではなく
清々しさがあってんですよね、
私の好みはこっちなんですよね。
もちろん落ちぶれてしまう時期もあったりするんだけど、それでも大切な人を貶めるようなことはしないのが好きな場面だった。
そこは好きだったんだけど
身体を壊してまで舞台に立ちたい気持ちには
感情移入ができず笑
後になるほどに泣けませんでした。
やっぱりちょっと時代と合わないかな?
わたしの感覚とは合わないな
もちろん、昭和の初期の頃のお話だししょうがないなぁとは思います。
ただ、吉沢亮の演技は圧巻で
他の役者さんもみんなよくって
映像美は素晴らしかって
3時間まったく飽きずに楽しめました。
原作を読んでみたいと思ったのは
あの女の人はどうなったのかな?と思う場面がいくつかあり、駆け足で描かれてないところ
どうしても主役が歌舞伎役者さんなので
そこに関わりを持つ女の人の描写が乏しくて
そこが気になりました笑
図書館で借りて読んでみようっと。
予約待ちっぽいけど。
原作読んだらさらに好きになれそうな作品だなって思います。