このときの猫ちゃんが昨日死んでいました。


 

うちに来て、3週間ほどの命だったんですね。

 

 



 

 



 

 

来た日はこんな感じだった。。。

 

 

ほんと拾ったときは、そんなに寿命の短い子だとは

【顕在意識】のほうではわかってなかったけど

思ってたより、早くに死んでしまった。

 

 

病気があったら…と、家にはいれず、離れの蔵の中で飼ってました。

 

来た当初は、与えるエサをがっついてくれていましたので

きっとそのうち太ってくるかな?って思ってました。

 

まだこの時点では、餌を食べれていなくって骨と皮だけなんだと思っていたからです。

 

でも、さすが獣医さんの見立てはすごいな。

 

一目見て、病気っぽいなって言っておられたし。

 

 

 

 

朝夕の餌やりの前には、家の玄関のところまで来て、にゃあにゃあ泣くようになりました。

 

一時期は家に入りたがって、どうしようか?と思案もしたんですけど

すぐに入りたがる様子はなくなって

蔵の縁側が居場所になっていきました。

 

 

ものすごく人懐っこくて、そばにいくとずっとにゃあにゃあ鳴きながら、身体をなんどもすり寄せてきました。

 

来た日と、もう一度だけ家でシャワーをしてあげました。

 

毛はすこし、ふわっふわとし

匂いも取れ

体には肉はつきませんでしたが、お腹のあたりはすこし膨らみがあるようになりました。

 

 

いつだったかな?

 

少し前、夕方えさをあげにいったら、左足がえぐれて、血が出ていて、顎あたりが腫れていました。

 

え???ってびっくりしていたら

蔵のすぐそばにマムシが死んでいたんです。

 

そこは、これまでも何度かマムシが出ていて、たぶん巣があるのだと思っていたのですが

きっと猫ちゃんがお散歩していたら、草むらにマムシがいて、遭遇して、きっと格闘になったのだと思います。

 

 

すぐに調べると、猫や犬はマムシの毒に強いらしくて

腫れることはあるけど、大丈夫だということ。

 

たぶん、足や顎は噛まれたのだと思います。

 

でも、マムシの首元を食いちぎって、殺していました。

 

 

なんだか、すごく感動してしまいました。

 

 

こんな身体なのに、マムシを退治したこと。

 

いえ、動物なので、そこは本能だろうし

遭遇したから、戦っただけだとはわかってはいるのだけど

 

守ってくれたのかな?って

 

脳みそはつじつま合わせをして

 

感動ストーリーを紡ぎだしているのかもしれませんが

 

素直になんだか感動でした。

 

 

その一件以来、さらにわたしや夫や子どもたちと

その猫ちゃんの間に愛情が通い始めました。

 

 

名前はモカちゃんって付けてはいたのですが

中学生の息子が冗談まじりで「ルンペン♪」(←大阪弁なのかな?ホームレスの人のことの呼称)って呼んでいて

わたしもたまにルンペン♪って呼んだりしてました。

 

それは伝わるとは思うのですが、愛称みたいな感じで

毎日、それぞれみんなが猫ちゃんのことを気にかけ

愛情を育てていってました。

 

 

家で飼っているふわふわの健康体のペットと違い

可愛いだけではなく

気にかけるという一コマを増やしてくれ

 

あきらかに弱ってる子がいる環境は

それはそれで家族が一致し、つながりを生み、幸せを増やしてくれていたように思います。

 

 

数日前から、餌の食いが悪くなって

段差の上り降りも、よたっとしたり

そして終日、目やにが止まらなくなっていました。

 

鳴き声もヨワヨワしく、声もでなくなっていて

それでも家の玄関のほうに寄ってきては

わたしたちがそばにいると、目を閉じて眠ってしまったりしていました。

 

ガリガリな上、顔中に目やにがついていると

お世辞にも可愛くないので

朝夕、目やにをふくのも、わたしの仕事になっていました。(大したことではないのだけど)

 

 

そうして、一昨日の夕方、姿を見せないな…

朝あげたエサを食べてないな…

 

と思っていたら

 

次の日の夕方、夫が家の脇のところで冷たくなっている猫ちゃんを見つけました。

 

 

普段過ごしていた蔵ではなく

母屋の脇の自転車を置きっぱなしにしている、場所で。

 

わからないけど

そこは

姿を隠しているようで、わたしたちから見える場所。

 

猫は死ぬとき、姿を隠すというけど

見つけられない場所でなくってよかったって思いました。

 

 

それすらも、見つけてほしかったのかな?とか

思っちゃうわたしは

感動ストーリー好き子なのかな?

 

先日、こんな動画を撮ったところだけど…

 

 

 

 

 

 

 

 

ペットを焼いてくれるところで、明日火葬してもらうことにします。

 

 

お骨を取らないのなら、4200円で

お骨を取るのなら、8200円するんですけど

お骨を取って、うちの死んだワンコの横に埋めたいと思ってます。

 

 

 

 

 

マムシから守ってくれたから

そのマムシの巣の近くに埋めようと。

 

 

こういうとき、わたしたちはこんな風に物語(ストーリー)を作って解釈しようとするけれど

幸せな解釈なら、どんどんしようとそう思う。