そう♪
こないだ、久しぶりに夫と喧嘩したのだ。
やっぱり、喧嘩っていいね～。
一緒にいると、小さなガスが溜まっていくから、たまにガス抜きみたいに必要なことだと改めて思う。
ちょっと前からね、夫はわたしの「今の状態」をぜんぜん知らないんだよなってことを思って
なんとな～く、わたしかなり人気者なんだよ☆ってことを、知らせたくなった(笑)
だから、お仕事帰ったときに
「今日は何人の人の前で講演したんよ～」とか
「お金こんくらい入ってくるんよ～」とか
「こんな感想もらったんよ～」っていうのを、話してたんです。
これまでは、ほとんど仕事の話はしなかったのです。
理由は、彼があまり興味を持っていないみたいだったし、わたしもいちいち説明するのが面倒っていうか。
彼が興味を持たない理由は以前に聞いていてね
「仕事のことは、俺に相談するな。
聞かれたら、あれこれ言いたくなるやろ？
でも、仕事は自分が考えてやってることなんやし、俺はそれをすごいと思ってるし
だいたい歴史を見ても、人が大きく変化するときには身内が最後邪魔をしてしまうもんなんや。
だから、俺は仕事の話は聞かない。」
そんな風に言われてたんです。
でもね、なんかね、やっぱりちょっと知ってもらいたくて。
ただ単に、褒めてもらいたかったっていうか。
ちょっと知ってもらいたい。
それが彼の負担になっていたんだってことは、喧嘩になって初めて知りました。
ある日ね、お風呂を沸かすための灯油がなくなって、夫に買い物を頼んでいたのです。
一日目は慌てていて、灯油缶を持って行き忘れていて、お風呂入れず。
※川に入っていたから、なんとなくしのげた(笑)
二日目は、夕方頃電話があり、「遅くなるわ～。９時か１０時くらいになる」
それで、しょうがないか、と思いつつ、ん～ってなってたら
そこから連絡なしで、何度電話しても繋がらず、結局帰ってきたのは１２時前でした。
子どもたちは入れないまま寝ちゃったし、わたしは次の日が講演会だったから、眠いけど起きてて。
帰ってくるまで、イライラはマックスになってました。
ほんで、帰ってきた夫に、「電話くらいしーやー！」って怒鳴ったら
夫が逆キレしたの。
そのセリフが、あっけに取られた。
「悪かったなー！
稼ぎも悪いし、そのうえ家のことなんにもしてやられへんで、悪かったなー！」
…えっ？
稼ぎの話なんて、してないんですけど…
それに続き
「いっつも言ってるやろぉー！
要らんかったら、出て行ったるから言ってくれって！」
…あ、これは、夫と喧嘩になったら、彼の決めセリフなんです。
わたしが不倫したことがわかってから、これを喧嘩になると言われるんです。…
これらのセリフが飛び出したことで、最近わたしが仕事の話をしだしたことで、彼の負担になっていたんだってことが、わかったんです。
でもね、わたしも溜まってました。
止まらないの。
頭のほうではちらっと思ってるの。
でも、止まらないの。
だから、夫の気持ちは十分伝わってきたけど、わたしは攻撃を緩めなかった。
というか、体から出てくる言葉は、ひどい言葉ばかりだった。
「そんなん、どーでもええねん！
遅くなるんやったら、電話できんか？って言うてるねん！
やることやってくれたらええんや！」
怒って、車で寝ようとした夫のところにまで追いかけて
窓ガラスどんどん叩いて
「ご飯食べへんねやったら、片付けやー！
拗ねんなー！
やること、ちゃんとやれー！」
そう言ってたわたし。
これだけ見ると、ひどいよね。
でもね、やっぱりそのときに肚から出る声は、最善なのです。
夫は、わたしが眠ったころ家に入ってきたようで、夕飯は食べて片付けていました。
わたし、次の日落ち着いてから、なんであんなに容赦なかったんだろう？って自分で思った。
そうしたら、こんなことに気づいたんです。
わたしの夫はそんな男じゃないってこと。
妻の収入くらいで、拗ねるような男であってほしくないってこと。
いつまで被害者？
で、わたしはまだ加害者？
違うやん。
それはもう、お互いの歩み寄りで超えてきたやん。
それに、今のわたしがあるのは、夫のおかげであり
それをわかっていない夫の姿が、悔しくって悲しかったのだ。
だから、容赦しなかったんだ。
それがわかったから、職場に居る夫に電話したんです。
「あんな、ちょっと話できる？」
夫、とても嫌そうでしたけど…
「昨日のことな、わたしな、こう思ってるから。
わたしが今稼げているのは、わたしが自由奔放に生きてるのに、あんたがブレずにいてくれたからやと思ってる。
あんたのことも、子どものことも、わたしは全部書いていて
それを認めて許してくれるから、今の仕事って成り立ってるねんな。
だから、あんなこと言われたら、悔しいねん。
もっと、あんたには胸張っていてほしいねん。
『ワシがあいつを育てたんやで』って、それくらいで居てほしい。
実際そうやとわたしは思ってる。
あとな、要らんかったら他の男のとこ行けっていうのも、もう言わんといて。
あれ、もう聞きたくない。」
そう伝えながら、わたしは泣いたんです。
泣きながら、
「あ、涙が出てきたってことは、これが本音だわ」
そう思った。
悔しかった。
わたしはそんな男のそばにいるわけじゃない。
そんなんじゃ、困る。
自分のすごさに気づいてほしい。
わたしみたいな、どうしようもない女をブレずに支えられる人は、きっとどこの世界を探してもいないんだから。
それをちゃんと自覚してほしい。
被害者はきらい。
加害者もきらい。
すべてを許した先の無害者の立ち位置で愛し合いたい。
すべてプロセスはパーフェクトだったって
わかっているくせに
できないっ子ぶりっこは嫌いなんじゃー！！
愛しているからこそ、の、本音だったんだと思います。
喧嘩の最中に、拗ねている夫に共感したりしなくてよかったの。
一見優しくないわたしは
結局本音を捕まえることで、彼をまた勃たせたのです。
だからね、体から出てくる声って、ほんとすごい。
思考なんて、要らないとすら思うね。
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