日曜日は大阪に行ってきました。


ここで何度か書いていますが、kenjiさんという方からコンサルを受けていて

その講座がありました。


去年の9月からこの3月までのこの半年間

月に一度、行ってます。



先月までは、ソラ(2歳)を大阪まで一緒に連れていって

24時間制の託児所に預けて、講座を受けていました。


それが先月、預けていた時間ずっと泣いていたようで

だんだん預けられることがわかってきて、つらいのだなぁと思ったのでした。


それで今回は、託児所に預けるのでなく

4人のお兄ちゃんたちに一日ソラを見てもらうことにしたのです。



もしかしたら、えらい非常識なことだと思う方いるのかもしれません。


中1から小1の男の子に、一日中2歳児の子守りを頼むなんて。


これまでにも2、3時間くらい

ソラをお兄ちゃんたちに見てもらうことがありました。


ソラは優しいお兄ちゃんたちが大好きなんです。


お兄ちゃんたちは

私より待つことが上手だったりするし

ケラケラ大笑いさせることができるし


長男と次男は、うんちのオムツだって替えてくれます。


本当にすごいと思います。


だから、今回は

託児所で泣いているよりも

優しい大好きなお兄ちゃんたちといれるほうが

ソラにとっても良いなぁと思ったんですね。


もちろん何か事件が起こらないか…という不安はなくはないです。


だから

その日は夫も何回も出張先から電話を入れてくれていたみたいです。

私も合間に電話していました。


お兄ちゃんたちから

「ソラは1回も泣いていないよ。

ご飯、こんなに食べたよ。」と報告を聞くたびに、すごくほっとしました。



8時頃私が家に帰ったら

部屋の中がとってもキレイに片付いていました。


私が部屋が散らかっていることで

一番機嫌を悪くすることだと知っているから

一生懸命片付けてくれていたんですよね


座ったら、すぐに

ニヤっとドヤ顔で長男が紅茶を入れてくれました。


子供たちはこんな風に

役に立てることが、嬉しいのです。


人を喜ばせることが

たまらなく好きな子たちに育っていること、誇らしいです。



私がソラを産んだときも

家族だけで産後を乗り切りました。


夫は次の日から仕事に行きましたが

どんなに遅く帰ってきても、

次の日の子供たちのご飯の用意をし

ソラのおむつをお風呂場で洗って

私の寝室に置いていたポータブルトイレを掃除してくれました。


私は産後すぐは寝室でご飯をもらっていたので

子供たちは自分たちでご飯を食べ、

朝も学校に行っていました。



それを「かわいそうだ」という人もいるでしょう。



でも、私たちは

それらの上で成り立っている家族で

そして結構楽しんでいたんですよね。



うちは両親が離れていて、頼ることができないから

こうしていつも家族間で支えあってきたんです。


時々は近くの友人に頼ることもありますが

基本的には家族内で、いつもなんとかしてきました。




そして今度、最終的なまとめあげみたいな

3日間のセミナーを受けに行きたいのです。


それがなんと3日連続であり、泊まりで行かないといけないもの。


私は最初は、行かない、というか

行けないと決めていました。


それを受けたほうがいいに決まっている、のはわかっていたけど

私の状況的に行けないのは明らかだったから。


お金の面でも

子供のことも、両方。



でも、お金はなんとかなることに、なってしまって

後は家のことだけということになりました。



私の仕事のこと、

もちろんこのままでも自分頑張ればそれなりにやっていけるでしょう。


その予想は立つのだけど

そのセミナーを受けたほうが、スピードに何倍も違いがでる。


それが心からわかってしまったので

夫に相談することにしました。



夫は今出張中なので

朝、彼から電話があったときに話してみました。



「来月3日間の合宿のようなものに、行きたいのだけど」


夫は私が何かをしたいと言ったときに

反対をすることがありません。


理由も、どんなものかも聞かないで

いつも「やりたければ、やったらいい」と背中を押してくれるのです。


でも、3日間も休みを取れない、と言われました。


私もそれはわかっています。


頼みながら、泣きそうです。

泣きそうなのは、無理を言っている自分がわかっているから。

2日間だけなら、なんとかならないか尋ねました。


夫は電話の向こうで、「無理や~」と言ってます。


私は無理を言ってるのもわかるのです。


でも、いつもいつもこうして

夫が休みを取れないから、いろんなこと我慢してきたという思いや

どうして私はこうまでしてその合宿に行こうとしているのか、という思いや


いろいろ混じって泣けてきました。



最初は無理を言っている自分に泣きそうだったのに

この時は単に駄々っ子になっていて

自分のことがかわいそうで泣けてきていたんですね。


「じゃ、私は行きたいところがあるとき、どうしたらいいの?」って

言ってしまっていました。


「…わかった、何とかする」と言って、夫は電話を切りました。



後で2日間は休みを取れるとメールが来たのですが

いざ、念願の合宿に行けることになったのにスッキリせず

悲しくてしょうがありませんでした。


一日ずっとなんか悲しくて

気持ちを扱いあぐねていて

この気持ちは何なんだろうって思っていました。



夕方、ぼぉっと外にいたときに

ふと何故なのか分かりました。


私は、自分がふがいなくってしょうがなかったのです。



夫に無理をさせ

そして子供たちにも無理をさせ

自分の我儘を通そうとしているような自分が。

(こういうネガティブなときって「無理をさせ」って思っているんですよね。これも発見☆)


その合宿に行って、

私本当に結果を出せるのか。


ここまでして、私はどうして行かなくちゃいけないのか。


これまでもそうだったように思える。


ソラを産んだあと

ヒーリングやリーディングにはまっていき

経済的には一番大変だったときに、私はその勉強にお金を捻出していた。


ずっと悪いことをしている気持ちがあった。


でも、やめられなかった。



あ、今書きながら気付いたことがあります!


この頃、家の中は本当に火の車だったのです。


お店の建築を進めながらだったし

それに

車とか物が壊れたとかで、ものすごくお金が飛んでいったのですが


そっちのほうのお金がすごすぎて

私の勉強代がわかりにくい、というか

大した金額ではなかったから

紛れて使いやすかったというのも、あるかも、って。



夫や子供が原因でお金が飛んでいくから

私はそのことでプリプリ彼らに文句を言いながら


実際は助けられていたんだなぁって、今書きながら気づきました。



だって私勉強しやすかったから。


自分のこと棚にあげやすかったのだ。



そして、あまりにも家計が大変すぎて

学んですぐだったのに

仕事としてセッションを始めることができた、というのもあるんだし。



私は自分でどんどん仕事を考え出していきました。



もう、明日のお金がない状態の日々が続いていたから

乗り切るために、いろんな勇気が出ました。


人目とか、関係なかったの。


自分のできることをしていくしか、なかった。



そのことがあって

そして今があるから

本当に何もかも、助けられていたのだなぁって改めて思います。




話がずれてしまったけど

夫が2日間の休みを取ってくれて、

1日だけは子供たちでソラの子守りをしてもらう、ということに決まりました。



さぁ、状況は整った。


なのに、心があまり喜んでいない。



自分の中で

まだ「どうして私はここまでしなくちゃいけないのだ」って

思いがあるんです。



なんか普通の主婦の人みたいに

普通にいれないこと


ここまでして、セミナーに行くなんて

本当に私はおかしいのじゃないか、とか


そういえば、私はいつも心に飢えを持っていたこと。



すごい自分にならなきゃ、人から認められない、とか

ちょっと変わっている自分を認めてもらえない、とかいう思い。


勉強したら、親が認めてくれた。


勇気を出したら、人からすごいねって褒められた。



やりたいことをやっているだけなのに

私は人から認められることが増えていったときに


どこかにあったの。


私なんて、本当にまだまだなんだって。


できていないよ。


いいとこばっかり、見せているんだよって。



外から見たら、

夢を叶えて

子育てもして

すごいと思うかもしれないけど


全然中身はふがいなくって。


そんな自分がわかっているから、だから頑張り続けているんだよって。




こんな思いが湧いてきたから

どんどん悲しくなってきて

夫に「なんかめっちゃ悲しいねん」ってメールしました。


そうしたら、すぐに出張先から電話をくれました。

夫は

「それに行ったら、自分のためになるんやろ。

それやったら、行ったらええねん。


クラ(長男)に言っておくから。

ソラを見るのしんどかったら、次の日は学校休んだらいいって。

(笑いながら)そんなん、あいつ学校で全然勉強せぇへんのやから行ったってしゃあないやろ。

家の用事、手伝っているほうがええわ。」


と、言ってくれました。


涙が止まりませんでした。


夫はお金のことも、どんなものに行くのかも何も聞かないので

私が何で聞かないかと聞くと


「ワシはそんなん説明聞いたってわからんし

でも自分がええと思ったんやろ。

ためになると思ったんやったら、行ったらええんや」って。


そう言ってくれました。


いっぱい泣きました。



そして夜

次は子供たちにこの話をしてみました。


すると子供たちはこう言ったのです。


「お父ちゃん、そんな休み取るの大変ちゃうの。

ワシらでソラ見るから、お父ちゃんにそんな休み取らんでいいって言うたげて。」


そう言うのです。




ううっ


本当に


最高の家族です☆



私たちには

祖父母のサポートや兄弟間のサポートとかないけれど

こうして家族内で支えあうことで

お互いを思い合う気持ちを育ててきたんですね。


お金はずっとなかったけれど

だからこそ小さなことで喜び合える関係を育ててきたんですよね。


だから「ない」は不幸の始まりではなくって


幸せの始まりなんだなぁって思います。



この家族の思いをいただいて

私はふがいない自分とさようなら、してきます。



外から見える形でなく

中身から。



いまだに、ここまでしなくちゃいけない自分が

ふがいなくて、ふがいなくてしょうがないのだけど


行くからには


そんな3日間を必ず得てきます。



長いお話をお読みくださり

ありがとうございます。