昨日、所用あって、普段乗らない通学時間帯の電車に乗りました。
予備校のテキストを読んでいる男性の姿を見ました。昨年度、次男が使っていた、英語の長文の授業テキストでした。
あー、見ず知らずの人だけど、次男の(予備校の)後輩だー!
思わず次男に、「予備校のテキスト読んでいる子がいるよ!」とラインで伝えたくなって、やめました。
次男が予備校に通っていたのは、私にとってはついこの間のことで、私の中で次男はあの頃のままで、浪人生からやっと大学生になった次男の記憶のままなんですけど。
次男にとって予備校時代は、もう遠い過去のことかな。春から新しいことにたくさんたくさん出会って、すっかり新しい人生を生きているのかな。
思い出して感傷に浸るのは、残されたこっち側だけかな。
そう思い、もう一駅先まで行くのであろう予備校生さんに、心のなかでエールを送り、下車しました。
電車を乗り継ぐと、高架の線路から、今度は長男の母校が見えます。
長男の高校は、在学中から大きな変革がいくつか行われ、校舎も新しくなり、制服も新しくなり、いろんなことが様変わりしています。
そして、今在学している全学年が、長男が卒業後に入学した生徒さんたち。
もう、長男が在学していた時代を、知らない世代だわ、と思うと、こちらにもまたまた感傷。
先日の帰省のときに、義妹が長男に、「いつの学生時代が、いちばん楽しかった?」と聞いていました。長男は「大学時代かな。今だな」と答えていました。
今がいちばん楽しいのなら、送り出したことは間違っていなかったかな。いろんなことに一生懸命取り組んで、がんばっていた高校時代、それを乗り越えて、今が楽しいのなら、それが親としてもいちばん嬉しいですね。
めったに電車乗らないんですが、ときどき乗ると、それだけでイベントです。次男の母校の制服に出会うと、「がんばれー!」って思います。