ランドセルのCM、年々早くなる気がしますね。GWには、新聞折込チラシにも入っていました。最近のランドセルはカラフルで、とても素敵飛び出すハートです。


ランドセルのことを考えると、いつも思い出すことがあります。ちょっと、夫に対するいつまでも根に持っている愚痴です。


夫は考え方が古く、柔軟性に欠けるところがあります。男の子のランドセルは黒!と、いう人です。


長男のランドセルはダークネイビーでした。夫としては、ギリギリ許せる範囲でした。


次男が、私の両親に連れられて、選んだランドセルはブルーでした。秋に予約して、年が明けて受け取りに行くことになりました。


その色が、夫は気に入りませんでした。


もちろん、次男には言いません。私の両親にも言いません。私にだけ、言うのです。「青は嫌だ。何とかならんか?」


情けないことに、私は夫に頭が上がらないので、夫がそう言うのに、頑として対抗することができませんでした。


「うちの両親に言って、キャンセルしてもらうわ」と言うと、それはうちの両親に悪い、と。自分が悪者になるのも嫌なんです。自分が嫌だから変えさせるとか、自分のカッコがつかないから。


「別にお金を出すから、そっちのランドセルはもらっておいて、黒のランドセルをこっちで買うのはどうか?」


なんか…、そのほうがよっぽど失礼だと、気づかないことにあきれました。


「入学式の写真とか、学校通いはじめたらとか、どこかで絶対バレるよ。2個もランドセル買ったと、うちの両親が知ったほうが、よっぽど気分を害すると思う」


そうして、両親に注文してもらっているランドセルのカラーを変更することで、夫も納得し、両親に伝え、あきれながらも了承してもらい、長男と同じダークネイビーにすることで決着しました。


次男のことは二の次で、まあ、本人的にも、どうしても青がいい!というわけでもなかったし、あの頃は次男も長男のことが好きでしたから、お揃いでも単純に喜んでいたからよかったのですが、あのことは今でも思い出しては、切なくなる記憶です。


今の時代、ラインナップはさらにカラフルになって、小学生の下校風景は色鮮やかですね。今なら夫は、ブルーのランドセルに何て言っただろうか、と、ふと思ったりします。もしかしたら10数年後とか、孫が小学生になったりして、おじいちゃん(←夫)はランドセルの色に何か言ったりするかしら。


結局、兄弟のランドセルはお揃いカラーで、どっちがどっちのかパッと見わからなくて、いつもめんどくさかったのも今や思い出です。


最近の、色とりどりの素敵なランドセル、うらやましく眺めていますランドセル