読んでて辛くなってきた。

でもすごく面白かったです。

5人のお母さんの物語。です。

特に

一話目セメタリー

は背中がゾゾゾゾと騒いでるのが感じるほど

しんどくておもろかった。


セメタリー(墓)

あるサザエさんのような平和な家庭が舞台。

父母 じいちゃんばあちゃん 女の子男の子の6人家族

男の子から見た家庭は太陽のような明るいお母さんが家庭を守ってると思ってた。

年月がたち父母夫が亡くなっていく。

コロナ禍で葬式にも出られなかった成人になった息子は

落ち着いた後に母に知らせず家に帰ろうと思った。

あーその前に墓参りをしようと思ったらお墓は跡形も無く更地になっていた。

また家に戻ると表札は母の旧姓の表札だった。。


奇しくも今朝のニュースで出生数70万割れとのニュースが出ましたが

母は母性の塊だといまだに日本人(特に男性)は

思ってるんだろうなぁ。。

このお母さんの行動気持ちなんだか痛いほど分かりますね。


他の短編集も衝撃的で面白かった。

「ワンピース」での頭がすごく良かった長男の話。医大に受かって親戚一同でお祝いした話。

我が家は全くご縁が無いのですが

もしそうなら我が家でもそうするでしょう。

その息子が医者になりうつ病になり崩れていく。

で最後はろくでもなかったいとこと再婚する話。

程度や場面が多少違ってもどこの家庭にもありそうな話です。


結論。マザーって本当に大変。

犠牲の精神で成り立ってると思う。

って今になって母親ってそうなんだなぁと改めて気づいたので読んでて

辛くてしんどかった。

まぁホラー映画見て寝られなくなるよりいっか。笑笑