作家で精神科医もしてらっしゃる

箒木蓬生さんの本です。

ネガティヴケイパビリティとは

本に書いてあるように

答えの出ない事態に耐える力と書いてあります。

(これから先のことはOTUMUが弱いワタシが書くのでので軽く読んでくださいー読まなくても全く問題ないっす。笑)


人間の場合結果を出して安心する性格らしいです。

確かに。。ワタシの(失敗した)子育ての場合

子供が計算ができない

やり方を教える

やり方がわかって計算ができるようになる。

というのが普通に考えてましたが

何度言ってもわからない

なんでわからないの‼️と怒る

では塾に行かせよう

みたいな明確な流れを作ってしまってたということです。

世の中そう単純にはいかない。


作者はこのように早急に答えを出すのはいかがなものかと(答えを出す事態はポジティブケイパビリティというらしい)

警鐘を鳴らしております。


勉強だけではありません。

病気にしても病名をつけて対応した薬をもらう。

でもそれでも治らない事もある。

まして精神科だと治る。という事は

長い時間かかり薬だけでは完治はできない。。


また作者は「日薬」「目薬」の大切さも説いてます。

日薬は日が経つと自然に忘れられる事

よく日にち薬といいますよね。

でも目薬という言葉は初めて聞きました。

患者さんの顔を見てゆっくり聞く事。

あーなるほどーこの言葉はすごく腑に落ちました。

患者という言葉を自分の周りに当てはめると。。

納得しました。


上記内容はほんの一部です。

「ネガティヴケイパビリティ」の起源。

「プラセボ」(偽薬)の効果

反意語の「ポジティブケイパビリティ」の恐ろしさ

シェイクスピア 紫式部からみる

「ネガティヴケイパビリティ」の意義

などなどなど。。

ワタシの脳の許容範囲を超えた内容でなかなか大変でしたが

読後感はすっきりした気分でした。


よく出ている「幸せになるための〇〇」

「歳をとっても楽しく過ごす」

「いつも機嫌良くすごすには〇〇が良い」

などの指南書ではなく

これから自分が周りの人に対して

また自分の人生においてどう考えたら良いか

と大きな括りですが少し参考になったような気がします。


しかしもっと若い時にいろんな本を読むべきだったと思うと同時に

若い時にこの本を読んでも心には刺さらなかっただりうなぁ。。苦笑。。