私にとっての加藤和彦氏は
「あの素晴らしい愛をもう一度」
中学の時にフォークギターで友達と歌ってました。いまだにあの細かいアルペジオはどうやって弾くのだろう?と疑問。
サディスティックミカバンドも知ってたけれど
そんなに好きっう感じではなかった。
その後はパーティー好きなハイソなアーティストっう感じと安井かずみ氏の
旦那さんという感じであまり印象にはありませんでした。
そして残念な形での急逝。。。
とまぁそんな感じで気にも止めてなかったのですが
新聞の書評でなぜか読みたくなりました。
本の中の写真。
今野雄二さん。おしゃれで穏やかで好きでした。
おおむかーし「リブヤング」っていうキンキンが
司会の番組があって
柴俊夫さんとか今野雄二さんとか出てて
子供心にかっこよかった番組という印象があります。
本は1993年にインタビューされた話が載ってます。
一生やってたことが天才的ではちゃめちゃすぎてかっこ良すぎます。
初めてイギリスからロールスロイスを買い付けて
サディスティックミカバンドのコンサートに乗ってきたとか
独自の音を出すために日本になかったような海外のPAを購入したりとかいろいろ。
自慢話に聞こえないのが天才たる所以かも。
記憶に残る楽曲も
「帰ってきたヨッパライ」
「あの素晴らしい愛をもう一度」
「悲しくてやりきれない」←詩がカトウハチローも初めて知ったー
などなどすぐ口ずさめる音楽ばかりです。
音楽に関しても1993年当時の画一的な傾向を嘆いてたけれど今存命だったらどう思っただろう?
とても残念。。。
親友の北山修氏によるとサイトで読む限りでは
晩年は金銭的にも苦しかったとか。。
天才ゆえそこまで気が回らなかったんでしょう。
そう言えば今野雄二さんも自ら鬼籍になったとのことでなんか残念。
この世は天才にはいろいろ生きにくい世の中なのかなぁ。。苦笑。
この本は2013年に文字起こしで出版されましたが
折しも加藤和彦氏のドキュメンタリームービーが出たのと
全出版社がなくなったとのことで再版としてでたものです。
この本を見てから映画の存在を知ったので機会があれば見てみたいものです。
(いろいろ書きたいんだけど纏まらなくてスミマセン)