冥土めぐり/河出書房新社

なぜこの本を借りたんだろう?不明。

で今検索したら去年の芥川賞の作品なんですね~

だから借りたんだ。バカ。私。。。苦笑



2つの中編が書かれてます。

1つめ。芥川賞の作品「冥土めぐり」

主人公奈津子が昔親と行ったホテルに身体しょうがいしゃの夫と

旅行をするとこから始まります。

プライドばかり高い母と弟の間で

言いなりになっていた奈津子。


今は強くなった私だけれど

家族に縛られる気持ち。少しわかる。

でも家族の前だと金縛りにあうように言いなりになってる奈津子が

かわいそうで。。。

でも私も若い時に親に背けなかった事を思い出すと

なんだか自分の世界に投影されてるような気がして。

少し不思議な気持ちになりました。

のでこの小説面白いと思ったかも。

満足してた親に育てられた方にはチトわからない世界かもしれません。


もう一つ「99の接吻」

4人姉妹とお母さんとの物語。

どこにでもありそうな話を

ありのままに

きれいごと無くかいている小説です。



ごめんね。チト話すと中々EROな部分もあって書けまへん。

おもしろいですが

読んでみてください。

この方 なんか素直に場面を出していて

好きですね~

あの「苦役列車」のようなえげつない世界じゃなく

なんか正直できれいな世界。

うーーーーん それは子供の世界ではなく

イロイロある大人の世界が映し出されて

中々面白いです。

できたら20代 30代に読んだら

又思う事がありおもしろかったかもね。

本はやっぱりおもしろい。よね。