女たちの武装解除 (VERY BOOKS)/光文社



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サクッと読めるエッセイです。




いつものようにビールを飲みながら料理をしながら


この本のP9を読んだ時にその通り!と思って思わず泣きそうになっちゃよ(チト大げさかw)








「誰から見てもよくわかるような幸せを手に入れなくちゃいけない」






小島慶子とは全く格が違うけれど。。


若い時 結婚する人が周りに結構いてなんていうか


はっきり言えば


「人が羨ましがる幸せを手に入れたい」と思ってた。


あれがしたいとかこういう夢があるじゃなくて。


今から思えばなんて浅はかな女だと思う。






なぜそう思ってたのか。。


多分環境だろう。


入った女子校は男の事や顔の事やスタイルの事ばかり。


そんな風になりたくなかったけれど


仲良しだった子がすごく男子にもてていて


なんかすごく劣等感があった。


この劣等感。子育てとか生き方で


多分最近まで付いて回っていたと思う。






なんでだろう?


何をしたいかとかなかったし。。。








小島慶子なんかアナウンサーになって仕事も一流で


良き旦那 良き子供に恵まれていいじゃんとか


思ってたけれど


彼女自身学生時代 母親の期待に答えようとして


摂食障害を起こしたり


子育てで不安障害を起こしたこともあるという。


多分 まじめで頭良いから考えちゃうんだろうな~


そうだ私はお馬鹿で若かったから


なんとなくその場の一生懸命さだけで


子育てをしたかもしれない。


まぁそれも幸せ。という事にしとこう。




それと母親との関係で高橋源一郎との対談は興味深かった。


今の母子の関係が鏡の中の母では無くて


生身の母と付き合っていてそれが息苦しさを感じる。とのこと。


ホントホント。これよくわかるのです。


息苦しい。。。。


仕事中四六時中母といる私はこの言葉はホント胸に突き刺さります。




じゃあ離れて暮らせばよいのにという人もいるでしょう。




でも経済的な事を考えたらその時はどうしてもできなかった。


あの時の苦しさ。まぁ誰に言ってもわからないだろう


(だからブログで吐く 笑)








あ。高橋源一郎って結婚5回経験したそうで。。エネルギッシュ。ですね~笑








小島慶子のラジオを聴いて無かったらこの本を読む事は無かっただろう。


(TVだけ見てたらあんまり好きな感じではないので。失礼ですね~私)






そうそう母親に対して 


「苦しかったあの時代に生きてきた母は子供に対して


 いい学校に入って一流企業に入ってれば幸せになれると


 思ってたんだろう」と書いてます。




全く立場が違いますが私の母も


上流になりたかったんでしょう。





・東京新聞を読んでこんな記事があったの。と言ったら


 そんなくだらない新聞読んで。と言ってた母。


・豆腐と言ったらお豆腐と言いなさいといった母。


・叔母の結婚式でエレクトーン弾くのを頼まれてお金もらおうかなと言ったら


 烈火のごとく怒った母。(お金に関して子供が言うのを極端に嫌ってた)


・小さい時にお父さんお母さんじゃなくておとうちゃま おかあちゃまと言いなさいと言った母。


・ちゃりんこと言ってはいけませんと言ってた母。


・人の悪口ばかり言ってた母。


・自分の会社をよその人に自慢げに言うのが好きだった母。


・会社の従業員の悪口を私に吐いてた母。


・ケンカをすると翌日何も言わないでTVとか家に送ってくる母(物でつった)








親の言った事 気持 行動。


すべて子供って忘れません。






でも憎しみじゃなく小島慶子の様に時代背景があったと言って


私も大人にならなくちゃ。と


いつまでたっても大人になれない私を


諭してくれた本かもしれません。






絵になる子育てなんかない/幻冬舎





これも中々おもしろうそう。


でもこないだ子育て卒業したからな~笑。