ほかならぬ人へ/白石一文
¥1,680
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直木賞受賞作ですね。やっと図書館の順番が回ってきました。


この本は

「ほかならぬ人へ」「かけがえのない人へ」の2編の中編からなっています。


「ほかならぬ人へ」は

良家のぼんぼんとして育ったスポーツメーカーに勤める明生が主人公。家に反発して

たまたま行ったキャバクラでなずなと言う女性と知り合い恋におちて

結婚するが。。。の お話


「かけがえのない人へ」は

またまた大金持ちでおじいちゃん所有のマンションに住んでる電池メーカーに

勤めるみはるが主人公。結婚を控えるが 以前不倫相手として

付き合ってた元上司の黒木との付き合いがやめられず。。。 というお話。


白石一文の作品を何作か読んでいると 最近はパターン化

されてるような気がします。


「お金・地位には困っていないんだけれど 気持ちの中は空虚な心を持っていて

それの吐き出しがどこへもいけず でも真実の愛を見出すけれど

決してハッピーエンドにはならない」


だからこの人の作品をあんまり好きではないという書評も見ますね。


でも読んでいてうなづく文章が結構多いんです。

思っていても文章でみると ハッと感じることってあるとおもうんですよね~

それが「読書」の楽しみの一つだと思うんです。


「ほかならぬ人へ」はラストは 涙がすーーと流れるような。。。そんな気持ちになりましたね。


アト この文章も結構私にきましたよ。(誰が言ったかはチトあらすじがわかるので。。。

とある女性が明生に言った言葉

「1日8時間眠る人と5時間眠る人だと同じ75年生きても 5時間の人は8時間の

人より14年間も余計に働いた事になるの・・・・・・」

まぁ前後の文章が無いのでピンときませんが

そうなんですよね~ 時間は皆に平等なんですよね!


だから「時間がない」「疲れた」なんて言葉は発しちゃいけないと思いました。

でも若いときはそうは思わないんだよね~

そう思ってたらま違う人生を歩んでいたかもしれないけれどね。。。



しかし。。。「眠る事」が大好きな私。。。。

これを克服するにはどうすればよいだろうか?