娘に薦められて読んでみました。
- ぼくには数字が風景に見える/D. タメット
- ¥1,785
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映画「レインマン」で ダスティンホフマンが演じたお兄ちゃん。自閉症でそれでいて
すごーーく数字に強かった・・・そのお兄ちゃんと同じ病気を持った筆者が
自分の半生を綴った本です。
病気・・・と言ったらいやなんだけれどそれは「サヴァン症候群」というもの。
ウィッキペディアで見たら「知的障害や自閉症障害のある者のうち、ごく特定の分野に限って、
常人には及びもつかない能力を発揮する者の症状を指す」と書いてあります。
ダニエル氏は言語と数字において天才を発揮し
円周率を2万桁諳んじたり また 言語に関しても1冊の本で全て完璧に
自分のものにしてしまう・・・・
これだけ読むとすばらしい!の一言に尽きるが
それまでの彼の人生。天才ゆえに人と違う行動を起こして
学校ではいつも1人で寂しい思いをしてきたことを淡々と書いている。
それでも彼は海外派遣制度でリトアニアへ1人へ旅立ち
「自立」する力を蓄え また恋人との出会いやそれを取り巻く人たちの
おかげで 円周率2万桁暗記ができ それがきっかけでTVドキュメンタリー
「ブレインマン」ができたそう。この番組 NHKでもやったそうですね。
見てみたい~
また家族の絆もすばらしい。みんなそれぞれ 優しくお互いを認め合って暮らしている。
お父さん・ダニエル氏の病気等イロイロあるけれど それでも
穏やかに暮らしている・・・・
うーーーん 受験期の子供がいる我が家ではとても難しいですが
でもとても勉強になります。
でも 日本の学校制度・・・・
もちろん管理教育も大事だと思うけれど
この本のダニエル君じゃないけれど
どうしても一緒に行動できない人だっているんだから
それを守ってくれる政治・・・教育・・・・
「これじゃなきゃダメ」っていう教育
これ 何とかしなければ 教育を何とかしなければ
日本もだめになっちゃうんじゃないのかぁ・・・・・
あ そうそう ダニエル氏の言葉で納得~と思ったフレーズ。
「友情とは相手のことを思いやりながら少しづつ育んでいくものであって
焦ってつかもうとしてはならず、時間をかけて相手のことを考えながら
少しづつ進展させていく物だ・・・・」
あーーー 青春な時にこんな本に出会いたかったね・・・・