普段YouTubeとTwitterとInstagramばかりなのですが、珍しくブログに長々と綴ります(SNSフォローしてね☆)

声を上げにくい話題だと思いますが、私はあえて自分の思いを発信しています。色んな考えがあると思うので、あくまでも私の意見としてご覧ください。

-----------------------


私は2002年に宝塚音楽学校に入学した、90期生です。


(わっかwww)


宝塚音楽学校は、宝塚歌劇団に入るためには必ず入学しなくてはいけません。
宝塚を目指す少女たちは、必ず宝塚音楽学校を受験します。


そんな宝塚音楽学校はどんな場所なのか??

初対面の人に私が元宝塚だと知られると聞かれるランキング第1位が

「厳しいんでしょ?」


そう、宝塚は厳しいところ、というイメージがなによりも先に世の中にある事なんです。

宝塚といえば
・夢の世界
・女性が男役をする
・メイクが派手
・舞台や衣装や生オーケストラなど、超ゴージャス!
・フェアリー! など…


特徴は沢山あるはずなのに。


1番聞かれることが「厳しい」


他にも「女の園」「秘密の花園」など言われる事もありますね。


生徒がSNSをやらない、特にその部分を大っぴらに話さない分謎のベールに包まれてることもあり、噂や想像が広がったりもしていく事でどんどん膨らむ「厳しい」のイメージではありますが…


正直、火のないところに煙はたたぬ。



厳しかったですよ。



間違いなく、厳しい体育会系の世界ではありました。



それを今回初めてはっきりと不文律があった、それをなくした!という報道があったため、世間にものすごく注目されることになったのだと思います。


今回いろんなところから取材されましたが、その度に

「正直これはなくていいんじゃないかというような厳しすぎる不文律はありましたか?」
「絶対にお名前は出さないので教えていただけませんか?」

というような事を聞かれました。


一つ一つ思い起こせば、そりゃ15歳から18歳の子供が作っていった不文律。理不尽だったり、ちょっと違うかも?と思うような事もあるかもしれません。



でも、根底を知ってもらいたいです。



若い少女達が宝ジェンヌになるために、必死で稽古に励み、高い倍率の中ようやく合格した宝塚音楽学校で2年間。そしてやっとの思いで宝ジェンヌになります。

みんな、憧れの宝ジェンヌになるために、夢を叶えるために一生懸命です。人生をかけています。



私は宝塚が大好きです。


短い期間しか在籍していなかったし、脇役の脇役だったけど、宝塚が大好きです。


厳しかった不文律や上下関係をひとつひとつピックアップしてしまえば、世の中が側からみればおかしいというようなことはあったかもしれない。


でもそれを一つ一つ取り上げられて、宝塚音楽学校は悪いところなんだと思われたくありません。


私たちや世の中が騒ぐ前に、学校関係の大人たちが時代に合わせて動き、必要ないと判断された不文律をなくしたのだから、以前まであった事実よりもそちらが大事なのではないかと思います。


宝塚音楽学校、歌劇団の歴史が続けば続くほど、「宝塚OG」は増えていきます。想いもそれぞれです。


私にとって宝塚音楽学校は母校であり、宝塚歌劇団は第二の故郷のようなところだと感じています。


私はそんな大切なところを、ハラスメントが行われていた酷い場所であったなんて思われたくないし、そこばかりを目立たせたくもない。



時代が変われば環境も、人の生活も、考え方も変わります。
私よりも歳上の大人たちが今の時代に合わせて動いた、というのは素直に凄いことだと思います。



私は、あの時代に宝塚音楽学校生だった事に対して誇りを持っています。良い思い出として心にいつまでも残るでしょう。



何がいいか悪いかなんてわからないけど、


これからも宝塚が夢の世界として沢山の人たちを魅了し続けていく事を、宝塚OGとして見ていきたいと思います。

YouTubeでもお話ししてます
↓↓↓↓↓