看護師さんがやっと到着した時には、素人の私にもパパはもう亡くなってるとわかる状態でした
看護師さんは、
〇〇さん、本当によく頑張った
こんなに身体は苦しい状態なのに、最後まで自分で歩いてトイレに行って
本当に強いお父さんだよ
って言いながら、脈をとったり、聴診器で確認をしました
今、先生もこちらへ向かってるから、先生に最終確認はしてもらうけど…よく頑張ったね、お父さん
と、看護師さんはいつの間にか到着していたケアマネさんと、パパをお布団に寝かせてキレイにして下さいました
着替えを持って来てと言われ、私は迷わずゴルフウェアを渡しました
パパが大好きだったゴルフ
病気になって手術してからは、結局1回も行けなかったゴルフ…
あれよあれよと、どんどんいろんな人がやって来て、介護ベッドも撤収して下さいました
この電動ベッドも結局数週間しか使わなかった
身体が床擦れになりかけてて、前日にエアーマットを入れてもらったばかりだったし
パパをキレイにしてもらっている間に、パパが亡くなったことを、思いつくまま親戚やパパのお友達、それから葬儀屋さんに連絡しました
葬儀屋さんは、去年11月にお義父さんが亡くなったときにお世話になった葬儀屋さんにお願いしました
去年、パパが喪主をして、ひと通りの流れは見ていたので、とても助かりました
主治医の先生が正式に死亡確認をして、夜9時頃、死亡診断書が出来るので取りに来るようとの事でした
夜8時に葬儀屋さんが来て、打ち合わせをしている間にも、パパのお友達やお義姉さん達が到着して、慌ただしい数時間を過ごし・・
とりあえず皆それぞれ家に帰り、家族だけになってパパがドライアイスに囲まれて寝ている姿を見ても、現実の事なのかまだ実感がない自分がいました
だって、その日も仕事の事を話したり、歩いてトイレに行ったりしていたのに…
まさかこんな急に亡くなってしまうなんて
先生や看護師さんに、もうあまり長くないとは言われていたけど
10日前から仕事に行けない程、吐き気や身体の痛みが強くなってきてからは、本当にガマンばかりの毎日だったから、もう自分でも辛くて急いで逝ってしまったの…
いつも、星野仙一さんや衣笠さんみたいに、亡くなる直前まで仕事をしててポックリ死にたいって言ってたパパ
そういう意味では、理想に近い亡くなり方だったんだろうか
20日足らずだったけど、最後は在宅医療を受けられて、自宅でその時を迎えられて・・
良かったんだよね