ヤマツツジとモンキアゲハ | 湯戯三昧、蕎麦三昧できるかな?

ヤマツツジとモンキアゲハ

山躑躅

山野に普通に見られるツツジで『ヤマツツジ』。

あまり背は高くならない半落葉低木です。
『ミツバツツジ』が終わったあと『ゴヨウツツジ』と前後して開花します。主に酸性の土地によく生えるようです。◇科名:ツツジ科 ◇属名:ツツジ属(Rhododendron) ◇学名:Rhododendron Kaempferi(kaempferi=ドイツ人の医師で江戸時代に長崎の出島に赴任した「ケンペル(E.Kaempfer)から)
ヤマツツジの葉は春と夏~秋との2回出ます。
秋の葉は、夏から秋にかけてつき越冬、この葉を夏葉といいます。枝先の冬芽の周りに輪生して冬を越します。
春につき秋に落ちる葉を春葉といいます。春の葉は、互生し楕円形、あるいは卵状楕円形です。両面に褐色の粗い毛があります。
春葉は大きくて、長さ2センチから5センチですが、夏葉は小さく長さは1センチから2センチくらいです。

先に『半落葉低木』と書きましたが、落葉をしますが冬の間も葉があるということで反落葉低木という分類になります。
開花時期は4月から6月で、枝先に朱赤色あるいは赤色、紅紫色の花が2~3個つけます。花冠は5裂します。花の色は個体により微妙にことなります。
裂片のうち一番上のもの(上弁)には濃い斑点がありますが、この濃い色の模様は、虫に蜜の位置を知らせる誘導路と言われています。

モンキアゲハがやって来ました〜

モンキアゲハ

一頭だけでなく三頭飛んでました。、

ヤマツツジの白っぽい花粉は数珠のようにつながり、虫に運ばれやすいようになっています。

以前に観たオレンジ色のヤマツツジ