ミヤマカラスアゲハとモンキアゲハ | 湯戯三昧、蕎麦三昧できるかな?

ミヤマカラスアゲハとモンキアゲハ

先月の下旬に【モンキアゲハ】と【ミヤマカラスアゲハ】をデジカメで撮してたのを忘れておりました。
飛翔してるところを見かけて、どうやら花に降りてきそうだったので待ってみました。
撮影チャァ〜〜ンス(*゚▽゚*)
ミヤマカラスアゲハ
メチャ美しい蝶ですよねー╰(*´♡`*)╯翅表面が青や緑に輝いて、不鮮明な前翅の白いライン。
近くにいた生意気そうな😏児童が盛んに「アレはカラスアゲハじゃないよ」と叫んでたのですが、オッチャンも知ってるよ〜😎
ジックリ撮そうと思ってたら……なんと縄張り争いなのか乱入してきた😮のがコチラ。
コレは……モンキアゲハ
後翅に白い斑紋がある日本最大のアゲハ蝶。
身体に白い線があります。


さてと【カラスアゲハ】と【ミヤマカラスアゲハ】は蝶を詳しく知らない人には、違いで見分けるのに悩むことの多い蝶かもしれませんね。一応…
カラスアゲハの学名は【Papilio bianor Cramer】
ミヤマカラスアゲハは【Papilio maackii Ménétries】
どちらも綺麗な緑色をしている大型のアゲハチョウですが、フィールドで実物をみるとその豪華さと深い緑色に興奮することもあると思いますね。
この青緑色のどこから「カラス」が連想されるのか謎ですが、名前の由来としては色が黒いから…?と言う事になってます。それだったら【クロアゲハ】と云う種がいてアッチの方がよっぽど黒いのに(*☻-☻*)
一応なのですが…幼虫の食草が《カラスザンショウ》なのですよね。《カラスザンショウ》は、カラスが実を好んで食べることから付いた名前です。
カラスアゲハとミヤマカラスアゲハの見分け方ですが、翅形が両種で顕著に違うのでそこで見分けます。
前翅の両種の絶対比較で、ミヤマカラスアゲハの前翅はかなり細長い翅形になっています。これは後翅長との相対比較になると、ミヤマカラスアゲハでは、ほぼ同じ長さに見えますが、カラスアゲハの方では前翅長の方がわずかに短い印象です。大きく前後翅を面積的に比較すると、ミヤマカラスアゲハが前後で拮抗するのに対してカラスアゲハの方は後翅面積が前翅に比較して大きいイメージ。
つまり…表現としては不適切かもしれませんが…お尻が大きく女性らしいのがカラスアゲハで、前翅の張りが大きくより逆三角形で逞しく男性らしいのがミヤマカラスアゲハです。

因みにカラスアゲハは前翅長が45-80mmです。アゲハチョウ科では夏型の方が春型より大型になりますね。雄と雌の見分け方は、オスには前翅に黒いビロード状の毛がありますメスにはなくて、メスはオスに比べて後翅の赤斑が目立つという特徴があります。

コチラは仕事場に現れたのでスマホ📱撮影。

☆☆アゲハチョウ(ナミアゲハ)☆☆
前翅の付け根が黒くなっていれば『キアゲハ』ですね。
【◇チョウ目 アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科
◆Papilio xuthus】
大きさ(前翅長)は35-60mm。活動時期は3-11月。
コヤツは、前翅の付け根(頭に近い部分)が縞模様になっていますのでナミアゲハです。普通にアゲハチョウとだけ呼ぶのはコレです。コチラがキアゲハ