梅の花 其の⑤ | 湯戯三昧、蕎麦三昧できるかな?

梅の花 其の⑤

梅の花其の五


遅咲きの花梅の品種。【獅子頭】と名前にある花としては、山茶花が一般的ですね。

コチラが山茶花(カンツバキ)獅子頭

淡い紅色の八重咲きです。いかにも豊後系らしい花

大輪

滅多に見かけない品種ですね。

改めて説明しますが、梅の学名は『Prunus Mume』で、これは日本の呼び名の「ムメ」をとってプルーヌス・ムメ。命名したのはあの『フィリップ・フォン・シーボルト』と『ヨセフ・ツッカリーニ』が、有名な『日本植物誌』の中で、原産は中国なのですが…ウメは日本に原生している花木であると思い、世界に紹介したとなっています。

梅が日本に渡来したのは西暦700年頃です。遣唐使や修行僧によりもたらされたものと考えられています。

以前にも細かく説明しましたが、大きく分けると、花を見るために育成・選抜されてきた品種を『花梅』、果実を食用とするための品種を『実梅』に分けられます。

『実梅』の代表的な品種は『白加賀』『南高』『豊後』『鶯宿』『月世界』『甲州最小』『玉梅』『古城』などがあります。

『花梅』の場合は更に3系統9性に分類されると言うのも何度か説明しています。

梅園などに行くと大概は品種名と『野梅系』『豊後系』『緋梅系』の3系統分類が書かれていますね。







梅 月の桂


梅 鴛鴦/緋の司




梅 緋の袴


鴛鴦はオシドリの事です。

梅 鴛鴦

吉川英治が、こよなく愛したと言われています