意識したい【メタ認知】 | chamdスタッフブログ

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大阪市’堺筋本町’にあるダンススタジオChamd(シャンディ)です。
ヒップホップ、ガールズヒップホップ、
今話題の50代60代向けシニアヒップホップ!
30代40代50代60代の方が楽しめるクラスを多数開講中。

こんにちは、chamdです。

 

 

 

 

突然ですが

メタ認知ってご存じですか??


簡単に言うと
【客観的に自分の事を見ること・理解すること】
です。

詳しく説明すると
メタ認知とは、「自分が認知(考えている・感じている)していることを客観的に把握すること」です。


たとえば、自分が何かをしているときに、自分の中のもう一人の自分が冷静に見ているように感じた経験はないでしょうか。

こうした自分が能動的に行っている言動について、
もう一人の自分が客観的な立場から、
その言動を調整したり調和したりする能力をもって、「メタ認知」と定義
しているのです。




急に難しいことを言い出して
すみませんが・・

ダンス上達したいなら
メタ認知 が必須!!

なんです
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例えば、
皆さんが大好きな
K-popアーティストがグループで踊っているのを
想像してください。

皆プロなので、当たり前ですが

踊りが揃う時はガチ揃え。
動きのタイミングや角度、ニュアンスが統一されている
誰ともぶつからず鮮やかに移動し
自分が目立つ時と脇に徹する時(作品の流れ)を把握して踊り、
自分がアップになる時は表情管理をし最強の顔面を見せ
作品の世界を生きているような立ち振舞い(普段のお喋りしている時と雰囲気が違う)


ときには
トラブルで他メンバーのマイクが落ちたら振付の中で拾って渡して事なきを得る

とかまで、やってのける能力をお持ちですね。

 


これは、
作品をどう見せることが目的なのかを理解し
 かつ
 他者から
 (作品全体がどう見えるか)
 (自分がどう見えるか)
 理解
した上で、
 一番見せたい最高の形を常に体現している
んですね。


この、
【作品をどう見せることが目的なのかを理解】
するという点を、【その作品のもつ芸術性の理解(芸術的感覚)】としたとすると

(作品全体がどう見えるか)
(自分がどう見えるか)
を理解
しているという点が【メタ認知】と言えると思います


そう、ダンスは
メタ認知の塊なのかもしれない、
と思います。


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皆さん、思い出してみてください。

ダンスレッスン時の自分のこと・・・


チームやクラスで作品を踊るときのこと・・

想像してみてください。


普段レッスンを受講している時のこと・・・

思い出してみてください。



上記のような、k-popアーテストたちのように
(自分がどう見えてるか)
を気にできていますか?





先生に言われたことはありませんか?

【動きをみんなでそろえて】
『●●さんは、動き出しがみんなより速いから、8で準備して1で踊りだしてね。
踊りだすタイミングをみんなで合わせよう』



【角度をそろえて】
『●●さんは、手の角度が浅いからもう少し広めにとってみて。
そっちの方がはっきり見えてかっこいいし、全員同じ角度で魅せられる』


【自分と他者を見比べて】
『自分と先生を同時に視界の中に入れて、映画館で画面を見るように遠目で
鏡を見てください。
そして、自分と先生の動きを見比べて、何が違うか?

間違い探しをして、同じ動きになるように試してみてください』


【自分と他者の空間を確保して】
『●●さんが後ろを通っちゃうと、▽▽さんが通れなくなって間に合わなくなちゃうから、
前を通るルートで移動できますか?』

『このステップ練習していると、だんだん後ろに下がっちゃう人いますよね。
前列の人が下がったままだと、後列の人が狭くなっちゃうから、
下がったら戻るとかして、空間を保って練習してね』


【自分の全体像を見ながら練習して】
『鏡を見ながら踊ってくださいね』
『この動きを練習する時に、動かしてる部分(体の一部)を見るんじゃなくて、
自分の全身を見ながら全身のバランスを見て練習してください』
『自分のシルエットが、どういう形になってるかを鏡で確認しながら練習してね』



【自分の弱点を知ったうえで対応する】
『●●さんは、いつも左方向に進む時だけ、第1歩の歩幅が狭くなりがちですよね。
意識すればできている時もあるので、【自分は左が弱いから、逆に広く出そう】って考えましょう。

自分が左弱い事をわかった上で、意識的に左がっつり出す、みたいな感じで練習してみたらどうかな?』



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きっと、上記のような場面に遭遇したことがあるのでは?
とおもいます!

一見、普通のアドバイスのように感じられますが

これは、大きな意味で
ダンスを学ぶにあたり

”自分の動きを客観的に見る”事を必要としている、

つまり
『メタ認知を必要』としている場面だと感じます。


作品を踊る時だけでなく
レッスン中にも必要な感覚であり、意識なのではないか

思います。


ちなみにですが
《ほかの人とぶつからないように・・・》の部分に関しては
空間認知能力も関係しますね。


空間認知能力とは?
物体のある場所・向き・大きさ・形・速さ・位置関係などを

すばやく正確に認知する力のこと。ある程度の空間認識能力が備わっていることで、
人は、実際に自分の目の前にない物があっても、脳内でイメージして行動に活かすことができます。

 

k-popアーティストたちは、移動するとき、とっても鮮やか。

いちいち目印を探して下を向いたりしないし、

ノールックで相手をよけたり、すり抜けるようにスムーズに移動しますね。

 

【あのメンバーがこう動くから、自分がこの感覚で動いていけばちょうどいい位置に到着できる】

【メンバーとの間隔をこの位に保ては、フォーメーションがきれいに完成する】

というような

感覚(空間認知能力)を、

メンバー全員が練習の時から磨いているからだと思います。



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chamdのレッスンでは、講師は
ダンスの技術をお伝えするべく、指導しています。

そのため、レッスンでは
『振付の動きを、順番通り踊れるようになる(記憶する)』こと
だけではなく

『その動きをどう見せたいのか(表現)』
『こう見せるために体をどう使うか(表現の手段)』

を指導しています。


メタ認知ありきの、指導方法ですね。

上記のように明記すると

 

カッコよく踊れるようになりたいなら

【自分の現状の動きを客観的に把握し】

【現状を把握したうえで、現状からどう変化させることを求められているのか】

を理解する力

が必要なのだと言えます。

 

 

なので、chamdの講師は

【皆さんは、今、こう動いちゃってるから(現状)

 もっと、この部位を使って、こういう風に動いてみて(希望する変化)】

というようなアドバイスの仕方が多いと思います。

 


『ダンスの高次な表現を習得するには、メタ認知が必要』
ということはご理解いただけるのではないでしょうか?


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上述したような、メタ認知を必要とするアドバイスをすると
先生の声掛けで
すぐ気づける方もいらっしゃいますし
はたまた、
なかなかご理解いただけない方も
多いです。

ご理解頂きにくい方の多くは

【鏡を見ていても自分がどんなシルエットか、自分がどんな動きをしているか、を把握していない】

(=自分の現状を把握していない)

(=メタ認知が弱い状態)
 

方が多い気がします。

 

現状が把握できていない方の中には、そもそも鏡を見ていない方も多いです。

恥ずかしくて自分を見ずらい、という方もいるし、

自分の動きを見ずに先生(お手本)を見ている方もいます)

 

意外と多いこのタイプ。

自分の動きをまず見るようにしましょう。

 

見るときに、

【自分はどういう動きをどういう軌道で行っているか】を

じっくり観察するように見てみてください。

 

動くときに一度すごくゆくり動いてみて、

それを観察するのも一つの方法です。

 

 

稀にいらっやるのが、

目が悪いのに眼鏡をかけずにレッスンをしている方です。

物理的に見えていないだけなので、

眼鏡か、コンタクトをしましょう。



鏡を見ていても、

自分の動きの隅々まではなかなかとらえずらいので、

鏡を見ながら踊った時と、ビデオを撮って踊りを見た時と、感じ方が違いますよね。

(スタッフは、ビデオを撮って自分の踊りを見たら、

自分の想像より下手なことが多くて、うそやろ?!ってなることが多いです笑)

 

動きの速度などもあるかと思います。

(素早い動きの振付などは肉眼では確認しづらいですよね)

 

ああぁメタ認知って難しい・・・笑


****

はたまた、

お伝えしても
【自分はそうじゃない】【自分の事じゃないんだろう】
と、流される方、受け止めない方も以外に多くいます。


この場合は、

ご自身の動きについて、

あまり気にされていないのかもしれません・・・!

 

色々なお考えの方がいらっしゃるので

何とも言えませんが、

(もし上達したいと思っているなら)

まずはどんなことも

《自分はどうなってるかチェック》をしてみるように

進めるのはどうでしょうか?

 

先生も、以下のようなアドバイスを、クラス全体に声掛けしている時もありますよ。
『どのアドバイスも、もしかして自分のことかもしれない!と思って

確認してみるといいですよ』

 

 

 

 

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上記のように、

メタ認知(自分を客観視し、理解すること)が
《ダンスの上達》《ダンスへの理解》に必要な感覚で
あると、ご理解いただければ

アドバイスを受け取る時の感覚も
少し変化するかもしれない
、、、と思い

今回このようなお話を載せました!


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いかがでしたか?

この機会に、レッスン受講時にも
【メタ認知】を意識して
自分を客観的に見る感覚
活用してみて頂ければと思います。

これまでには無かった発見が
あるかもしれません!

 

 

chamd公式HPはこちら

https://chamd.mystrikingly.com/

 

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