GWに入って円が160円台から157円台に、さらに153円台に乱高下した。
政府日銀の介入が言われているが、財務官はノーコメントとしている。
介入してもすぐにじわじわと円安方向に戻しているのは金利差が余りに大きいから。
日銀総裁は「金融政策は為替動向に直接的な影響は無い」と発言しているが、学問的
にはそうなのかもしれないが、実体経済ではその影響はかなりあるのではないか。
現に日本の金利は0.1%前後、アメリカの金利は5.5%前後なのだから、どう
介入しても円安方向に戻るのは当然。
日本経済が画期的に良くなったり、アメリカ経済が明らかに減速したりしない限り、
現状の円安傾向は続かざるを得ないのではないか。
どの水準が妥当な水準なのかは判断が難しいが、100円を切るような円高には
なるまい。
現在の介入は過去に仕入れた円高時の外貨資産の売却により日本国庫には相当な利益
をもたらすだろうが、今回の介入で得た資産の処分時期によっては大きな赤字も懸念
されるのではないだろうかこういった報道はされないので正味は分からないが
介入はある意味微妙な資産の歪みを生じさせることにはならないか
ま、兎に角、もう少し円高になってモノの値段が下がって欲しいというのが一般国民
の考えることだ。