13年共に暮らしてきた愛犬が死んでしまった。
もう2週間前のことだが、心の整理がなかなかつかない…。

原因は、犬は汗はかかないが、汗せんというものは一応あるらしく、そこの癌。
結構珍しい病気だそうだ。この病気を宣告されたのは、数年前。
最先端の癌治療も進められたが、そこまでする気はなかった。
これは犬だからということでなく、運命論者でもないが、寿命というか、死期が近づいてきたのに、
人工的に何かするのはどうかと常々思っているから。
当然に自分が病気でも嫁さんには、延命治療だけはしないように言っている。

で、余命1年と言われながらも、普通に生活してきたが、家を新築して棲家も広くなったのに、
転居して1年4ヶ月で愛犬は逝ってしまった。
こいつのために土間や小上がりも広くし、気ままに動けるようにしてやったのに…。

でも1年経っても元気だし、食欲も旺盛、本当に病気か?という状況だった。
年相応に足腰が弱ってきたのはやむを得ない。
でも医者には今年の8月が無事越えられるかどうかは難しいとも言われたが、それもクリア。
たまたま我が家が24時間、365日の空調システムを入れたので、夏の暑い中も家の中は
快適だったせいかもしれなかった。
調子が悪くなりかけて、医者は酸素室を準備した方が犬が楽だと言われたが、それも窮屈なので
しなかった。
しかし、シルバーウィークになり、何度も戻すようになり、食べることも出来なくなり、
癌が肝臓など臓器に転移し、息もし難くなり、9月27日に亡くなるまで1週間も何も食べず、
最期の3日程は眠りもしなかった。
苦しかったのだろうか?苦しませず、早く逝かせてやった方が良いのではないか?
色々考えたが、24日の夜お医者さんが往診に来てくれて、脱水症状を起こしかけている。
脱水症状になると非常に苦しむと言われ、皮下への水分補給注射をし、皮膚が見違えるように
艶やかになった。だが、お医者さんが言うには、今夜或いは明日朝が最後だという。
もう「頑張れ」というのではなく「ありがとう」と言ってそばにいてやってくれと言う。

そんな中、9月27日朝8時5分。まず呼吸が止まり、心臓が弱くなり、息はしなくなっても、
心臓はまたしっかり動いていた。心臓が止まりそうになった時3回大きな息をしてそのまま静かに
眠るように逝ってしまった。時刻8時15分。
苦しかったんだろう。死んだ愛犬の表情は実に安らかなものだった。
こいつの心臓は本当に強かったし、苦しいのなら安楽死も考えたが、最期の最期を看取ってやれて
本当に良かった。

長い間本当にありがとう!!お爺ちゃんの所に迷わずに行けよ。
天国で僕らは行くのを待ってるんだぞ!!

飼い犬は自分が死んだ時、三途も川の向こう側で待っていてくれると聞く。自分も何時行くか
わからないが、三途の川で会った時、出来れば当時のあいつの気持ちを聞いてみたい。
安楽死など選択しなくて良かった。