シュラーヴァナ・プールニマーおめでとうございます。
自民党の崩壊が刻々と迫っている中、8月4日に中国の弾道ミサイル5発が日本のEEZ内に落下したようである。
今回は7月31日と8月7日に行われたジョーティシャ講座の内容を抜粋してシェアしてみたいと思う。

これは以前からそうなのであるが、特に日米の国家的な謀略にかかわる大きな事件、事故が起きる時には、ムリガシラやチトラのナクシャトラが使われている場合が多い。
昨今の事象を挙げてみてもこれだけある。

・中国の弾道ミサイルが日本のEEZ内落下(2022年8月4日午後 3 時ごろから 4 時すぎにかけて)=チトラ

・安倍元首相銃撃事件(2022年7月8日午前11時25分ごろ)= チトラ(上記より1か月前)

・安倍昭恵さん乗った車に警護車両が追突(2022年7月25日午前8時 45 分ごろ)=ムリガシラ

・アメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件(2021年1月6日ワシントンDC)=チトラ

・アメリカ同時多発テロ事件(2001年9月11日午前8時46分-午前10時28分(EDT)ワールドトレードセンターの北棟と南棟)=ムリガシラ

・なんとアベノ国葬予定日もチトラ(しかも火曜日)である。


このナクシャトラは一般的には良いナクシャトラなのだが、こと国際的な謀略にはよく用いられる。
それゆえ、全体的に危険なゴーチャラが進行している期間で、かつチトラやムリガシラのナクシャトラの日に、わざわざ治安の悪い場所や人が集まるところなどへは行かない方が良い。
君子危うきに近寄らずである。

このナクシャトラが謀略事件に使われるのは昔からの傾向である。
「あれ、何かおかしいな、謀略のにおいがするな」と思いクンダリ―を開けてみると大体がチトラやムリガシラなのである。

中国の弾道ミサイルEEZ内落下のクンダリ―

2022年8月4日15時30分(政府が4日午後3時ごろから4時すぎにかけて9発の発射を確認)

 

これは、あくまで東京が知らせを受け確認した段階での図となるだろうか。
これもまた、言わずと知れたチトラである。
マンガラに支配されたナクシャトラはムリガシラ、チトラ、ダニシュタの三種がある
このうちで特にムリガシラ、チトラにチャンドラが運行するときに、日米の謀略機関に先導された事件が起きる。
1か月前は安倍氏の銃撃事件が起き、前述の通りこれがチトラだった。
そして、前回の講座で見た安倍昭恵さんの追突事故のクンダリ―、これはムリガシラだった(負傷者がいなかったので大きくは取り上げられていないが)。

1ターンして再びチトラへ舞い戻ったところに、このミサイル落下事件という流れになるので、あからさまな謀略であると言える。
戦争へ扇動するための挑発であろう。
なぜなら、半年前のマカラ・サンクランティのクンダリ―と呼応しているかたちになっているからである。

ロシアのマカラ・サンクランティのクンダリ―

 

アメリカのマカラ・サンクランティのクンダリ―

 

上記のマカラ・サンクランティの図と中国弾道ミサイル発射のクンダリ―とを比べてみると、ちょうどアナグラムのような配置になっていることがわかる。
マカラ・サンクランティの時は、ヴリシュチカにマンガラがあり、ロシアがメーシャのラグナ、アメリカがヴリシュチカのラグナをとり、互いに6/8の関係だった。

「午後3時ごろから4 時すぎにかけてミサイルが発射された模様」という岸信夫防衛大臣の発表に基づき、仮に午後3時30分でとると、マカラ・サンクランティ時の米露のラグナとマンガラ・ケートゥの位置関係が、東京のラグナとマンガラ・ラーフの位置関係に置き換わっている。

当時のアメリカ(民主党)側をラグナとしてとる日本は、アメリカDS(戦争ビジネス関連)の立ち位置をとっているのだろう。
暴力をあらわすマンガラ・ラーフ在住の6室は、そもそも敵をあらわし防衛と深く関わるが、こちらが当時のロシア側のラグナとリンクしている。

他のアナグラム的共通点を洗い出してみると、シャニは同じ位置(マカラ)、スーリヤは対向位置(マカラ/カルカ軸)、シュクラも対向位置(ミトゥナ/ダヌ軸)に在住している。

過去に当ブログでも述べた通り、マカラ・サンクランティのクンダリ―がロシア/ウクライナ情勢を如実に表示しているのだとすれば、今回の出来事(中国ミサイル発射)はロシア/ウクライナ情勢を大いに反映したものであると言える。
ロシア/ウクライナ情勢に関するクンダリ―の分析は以下の記事から日付順に参照することができる。

 

 

 

ロシア/ウクライナ情勢を見るならば、軍需産業系DSに扇動され、けしかけられるかたちで、隣国同士のロシアとウクライナが戦わざるを得なくなってしまったことがわかる。
同じように、「今度は日中間でこれを行おう」という考えなのだろう。
対中強硬派などと紹介されているペロシ氏だが、決してそのような人物ではない。
外側では中国はけしからんと吠えているのかもしれないが、後ろでは仲良くやっている。
今回のケースでも、外側では戦争をけしかけるが、後ろではキックバックしたりマージンを取ったりするような戦争ビジネス急先鋒の役割を担っている、と考えてもそれほど間違いではないように思われるのである。
つまり、軍需産業系DSが駒に使っているキャラクターという風にとらえることができる。

戦争ビジネスにいそしむ者たちにとっては、今のウクライナ情勢は失敗の極致なのだろう。
ロシアが強すぎた、そしてアメリカの武器はまったく太刀打ちできない。
ウクライナの人々も真実を知るにつけやる気失っているし、ゼレンスキー大統領も「次の安倍ではないか」と呼び声が高い。
つまり、後ろから撃たれて散るのではないかと推測されているのである。
もしかすると、カメラは決定的な瞬間をおさめようと張り込んでいるのかもしれないが、ゼレンスキー氏はもともと役者なので、安倍氏よりは上手に倒れるだろうとまで言われている。つまり、そのような状況なのだ。
実際的にはクーデターのようなかたちをとり、その後ウクライナの無条件降伏に持ち込むのではないかという話だ。

すると、戦争ビジネスを生業とする者達にとっては、ここでは儲けられなくなるわけで、次の軍事マーケットを探さざるを得ない。
そこで白羽の矢が立ったのが、安倍氏率いる日本帝国と、中国・ロシア・北朝鮮だったわけである。
シャニとスーリヤのコンビネーション(米軍基地をはじめとした利権・・マカラで放たれた矢がカルカまで届いた感じ)、シュクラの示す金融・相場の操作(実際的な戦争をあらわすダヌから、「もう実際にしなくてもいいからフェイクで脅して防衛費を絞り取れ!」というダブルスタンダード・ミトゥナへバトンタッチ)、マカラのシャニ(旧態依然としたワンパターン丸出しのやり方・・)といった点が劣化コピーされている。

安倍氏は三代前の岸信介の代からC●Aの筋金入りの人物で戦争ビジネスの思うままに動くのだよと。憲法改正を目指して軍需産業をよく潤わせてくれそうだと。
台湾を守ろうということで、日本とアメリカとを組ませて、対中戦争に持ち込もうと。そこで武器も売れることだし、まあ第二のウクライナよと。
このように計画されていた可能性が示されているわけで、軍需系の謀略機関が日本の改憲を進めるようにあらかじめ仕組んでいた罠だったのだろう。
しかし、これが割れてしまったらしい。
この意図が割れてしまった様子は安倍元首相銃撃事件のクンダリーにおいてもあらわれている。

 

 

上記のことから、目覚めた側と旧態依然とした利権にしがみつく側とで割れているだろうことが推測される。
にもかかわらず、利権屋さんたちがペロシ氏を送ったのだろうが、ホワイトハウスも若干迷惑しているようである。
戦争はしないという方向へ向かうために、ブレーキを踏んでいるような人々が、今の段階では存在しているのではないかと思う。
それゆえ、安倍氏が殺害されるという事件が起きたのであろう。
安倍氏が顕在であれば、憲法は改正され戦争の方向へ向かうように仕向けられただろうが、グラハが目覚めている期間に銃撃事件が起きたため、その方向(宇宙の潮流に反する方向)へは向かわなかったということなのだろう。

もしかすると、ペロシ氏の訪台は前から計画されていて、どこかで安倍氏と合流するという算段だったのかもしれない。
そこで対中強硬策というものを推進して、改憲を目指すとともに、日本人から大量の防衛費を巻き上げるというシナリオだったのではないか。
ところが、安倍氏が私たちから見て善の側であるC●A(公では「ヤマ神・鉄砲屋」さんの手によるとされている)に倒されてしまった。

まだまだ油断できない配置ではあるが、安倍氏を失ったことによるペロシ氏訪台は、若干、不発感が否めない。

先ず、ミサイル発射のクンダリ―も、マカラ・サンクランティのクンダリ―と同様に(安倍氏銃撃事件も同じく)チャンドラ・マンガラ・ヨーガとラーフ/ケートゥ軸がユティしている。
ただし、マカラ・サンクランティのクンダリ―において、ヴリシャバ/ヴリシュチカ軸で生じていたものが、今回はメーシャ/トゥラー軸で引き起こされている。

つまり、今回はラーフ/ケートゥが星位を落としているのに対して、マンガラが高い星位に昇っているのである。
このことから、約半年前に比べると善の側(デーヴァセーナ/神々の軍)が優勢となっていることがわかる。

中国のマカラ・サンクランティのクンダリ―

 

確かに中国は表面的には激オコである。
中国のマカラ・サンクランティを見ると、報道されていないだけで、中国国内が阿鼻叫喚の地獄絵図と化していることが推測できる。
ミトゥナなので、これはもう割れてきているのだろう。
中共政権は強権に物を言わせて、これまで通り民を黙らせることができるかというと、そうでもないのではないか。
「世界がこのように変化してきているから、いい加減におさめないと生き残れないよ」という側と、「そんなことをすれば中国政府は弱いということが中国国民たちに認識されることになる。したがって、あくまで強い中国を演出しなければならない」という側とで意見が割れているのだろう。
演出しようとしている側はロシアの後援を期待しているのかもしれないが、今年のチャイトラ図におけるロシアはアメリカと水面下で組んでいるので、中国の言いなりにはならないと思われる。
どちらかというと、アメリカに中共を叩いてもらうために、あえて黙ってみている可能性すらある。

しかし、日本から見れば中国もロシアも一蓮托生である。
なぜなら、マカラ・サンクランティにおけるロシアのラグナが、奇しくも今回のミサイル発射図において6室(防衛の必要性のある敵)だからである。
ちなみにラグナが進行するあたりの度数はアブクタムーラに差し掛かってゆくところなので、精神的に打撃を与えるために、わざとこの辺りの時間帯にフォーカスされたイベントだったことが示唆されている。

繰り返しになるが、このミサイル発射のクンダリ―から見れば、日本の立ち位置はマカラ・サンクランティにおけるアメリカDS(民主党)側ということになる。
これは、マカラ・サンクランティ時の米露の関係のアナグラムとなっており、巧妙に置き換えられているので注意が必要だ。

この場合は米露というより、グローバリズムと反グローバリズムという風に置き換えたほうが分かりやすいかもしれない。
ロシアの側が反グローバリズムの図、アメリカ(民主党)の側がグローバリズムの図と考えるとこの構造がとらえやすい。
ミサイル発射図から言えば、日本の側がグローバリズムの立ち位置を取り、敵の側が反グローバリズムということになってしまう。
したがって、このミサイル発射を真に受けるのであれば、軍需産業系グローバリストの意向通り戦争に向かうことになる。
ここでは、日本を戦争に向かわせようとする軍需産業系グローバリストの意図が強く感じられる。
この出来事を踏まえて、さらに防衛力を高めよう、軍事力を高めようという世論を盛り上げたい意向が明らかにあらわれている。
とはいえ、ジョーティシャから見れば、ウクライナの件とまるきり同じパターンなので、いささか間抜けにも思えるのだが・・・。

異なる点は、マカラ・サンクランティ時のロシアが8室にマンガラ・ケートゥ在住であったことだ。そのためロシアは急転直下の災難に見舞われ、「このままでは自分たちが死ぬことになる、それゆえ戦わねばならない」というところにまで追い詰められている図式であった。
追い詰めているのは誰かと言えば、アメリカ(民主党)のピシャーチャ・ヨーガとイギリスなのである。
日本の場合はそこまでは暗示されておらず、防衛力という点において追い詰められている図式になっている。
特に何も知らない大衆たちがおびえている様子があらわれている。
しかし、民衆(シャニ)は目覚めている。
おそらく中国の様子を知っているからだろう。

 

中国の2022年チャイトラ図

 

実際に中国国内は火の車、国外は四面楚歌であると思われる。
それゆえ、中共はまだまだ力があるということを誇示するために、徹底的な抗議を示さざるを得なくなる。
自分たちの威光をむしろ国内向けに見せるために、演出するわけだ。
中国のこの性格をグローバリスト(DS)はよく理解している。
ペロシ氏が台湾を訪れれば激昂してミサイルを撃ってくるに決まっている。
そして強烈な暴言を吐いて、全世界(特に日本人)を震え上がらせるだろうことを理解した上で、このタイミングを使っているのである。

しかし、安倍氏がいないため、扇動力には欠けている気がする。
私はテレビがないのでわからないのだが、今はもっぱら統一教会の話題でもちきりなのではないか。
他の国のことよりまずは自分の足元を見ようとするという点において、これは大変喜ばしいことで、日本もやっと目覚めたかといったところである。
ネットにおいても、安倍氏が去ってからというもの、コンテンツのレベルが急激に上がっているように思われる。
かなりしっかりした文章を書ける優秀なジャーナリストやコラムニストやライターが散見されるようになってきた。
安倍政権下のころは、コメントが書けるようなコラムや記事をみると、「これがプロのジャーナリストか、何も調べていないじゃないか」とか、「何が言いたいのか分からない、これでお金をもらっているなんて信じられない」など、読者から徹底的に糾弾されるような記事も多かったものである。
これをみて、日本のジャーナリズムは死んだのではないかと思っていた。

ところが最近になって分かってきたのだが、彼らは安倍氏に封殺されていたようである。
安倍氏が亡くなってからというもの、水を得た魚のように、しっかりとした調査に基づいて書かれているような記事を見かけることが増えてきた。

日本にもこんなに優秀なジャーナリストやライターがまだ生きていたのかと驚き、非常にうれしく思うのである。
まあ、これまではよほど情報統制されていたのだろう。
「これを書かなければ仕事はやらないぞ」とか、「グループからはぶられるぞ」などと脅迫されたり、仮にしっかり書いても勝手に書き換えられたりと、様々な抵抗にあっていたに違いない。

安倍氏が亡くなった途端、これまでの恨みを晴らさんばかりに雨後の筍のように出てくる統一教会と自民党の暴露ネタは痛快ですらある。
ネットだけではなくテレビまでそのような状況になっていると分かり、ブダ関連の人々にとっては、やっと取材のし甲斐がある、長年の思いをぶちまけられる機会を得た、というところなのではないかと推察している。

しかし、このように民が目覚め始めてしまったということは、逆の立場である支配者側からすると非常に厄介な点になる。
戦争に向けて扇動するのはこれまで以上に難しくなるかもしれない。

統一教会のもう一つの姿である勝共連合は中共や北朝鮮ともつながりがあると言われている。
ウクライナ情勢と照らし合わせれば、中国にミサイルをバンバン撃たせ、国民には防衛費をバンバン出させると、これは魔法の錬金術で、軍需産業関連の利権屋さんたちが大いに儲かる(儲かった暁には中共にキックバックする)という構造に組み込まれている可能性がある。

すると、この対中関係の危機自体が茶番であるかもしれない、という一つの考えを持ったほうが良さそうである。

なぜ、このような茶番を行うのか、それは軍需産業系DSにとっては驚異の錬金術だからだ。
その茶番にけしかけられ、いたたまれなくなってミサイルを撃った中国は国内の支配力を高めるためにやらざるを得なかったのだろうが、日本としてはここでカッカしないで落ち着いて対処したほうが良いのだろう。
ここでカッとなってしまうとウクライナと同じ状況に陥ることなる。
また、このまま憲法改正してしまうと勝共連合のスローガンを憲法とすることになってしまうだろう。

 

再び中国の弾道ミサイルEEZ内落下のクンダリ―

 

実際の中国は国民たちの暴動を押さえるのに精いっぱいだろう。
足元が火の車なのに外と戦争している場合ではないのである。

このままでは暴動から内部崩壊する可能性が高い。

今の時点ですでに、反中共が組織的にネット工作を行い、ファイアウォールの破壊を試みているかもしれない。
3室をラグナにして展開すれば、1/7軸に配されるシャニとスーリヤが意地を張っているだけであり、7室の支配星チャンドラが10室目在住であることから、国内向けのアピールとしての要素が強いことを示している。
ここでも国家の威信を演出するため、軍事演習というかたちでミサイルを撃っている可能性が示されている。

とはいえ、もし一線を越えることがあるとすれば、ここはアメリカが抑えるであろうことが今年のチャイトラ図から推測できる。

確かに、この時点でロシアが中国の援護をするのであれば、こちらが完膚なきまでに叩きのめされることは間違いない。が、まず出てこないだろう。
なぜかというと、今年のチャイトラ図において米露はダヌ/ミトゥナであり、中国はこの軸から外れてカルカをとっている。
中国は勘違いしているかもしれないが、水面下で米露が手を組んでいる可能性が高い。

もちろん、中共はうそつきなので「これは民をなだめるためだ」と言っておきながら、尖閣に乗り込んだり、再び日本近海にまでミサイルを撃ってきたりする可能性はある。しかし、もしそうなればアメリカが出てきて封じ込めるだろう。
その際にロシアは黙ってみていてくれと。ウクライナの問題はロシアが始末し、中国の問題はアメリカが始末するという風に見えなくもない。中国がおとなしくなれば、世界は戦争から解放されることが容易になるからと、このようなシナリオなのではないか。

チャイトラ図を考慮すると、今回の件に関してもすでに米露で話がついている可能性がある。
日本としては、ここは慎重になるべきところで、むしろ台湾と中国の交渉の場を用意するくらいの第三者的な視点が必要になるかもしれない(もちろん必要であれば経済制裁を課すだろう)。
ようするにウクライナの二の舞を踏まないことだ。


ॐ तत्सत्