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「新しい地球を生きるための物語」です。

 

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【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「新しい地球を生きるための物語」

~部屋に向かっていく~

 

私は、白雲畳店の奥にある階段を上りきり、

踊り場のようなところへ出てきていた。

 

ということは、少し進んだら私の

部屋に通ずる戸があるのだ。

 

そうして、廊下を歩いて行く。

 

ほんの数歩だけだろうか。

 

気が付けば、私が持っているのは、

着の身着のまま出てきたときの鞄が

ひとつだ。

 

肩からぶら下げている鞄だ。

 

先ほどまで持っていたお惣菜の袋は、

雲十郎さんにお土産として渡してしまった。

 

そういえば、今日の夕飯はどうしようか。

 

なんて考えているうちに、私は

部屋の前の戸に辿り着いていた。

 

なんだか、久しぶりな気がした。

 

たった一日か二日しか経っていない

はずだが、久しぶりな気がする。

 

ここにも5年間、住んでいる。

 

私が出かけていくときも、帰ってくる

ときも、ここにある戸だ。

 

私の、姿をずっと見ていたこと

だろう。

 

出かけていくときの表情も、帰ってきた

ときの表情も見ていたに違いない。

 

だから、思わず私は口にしていた。

 

「ただいま」

 

なんだか、勝手に戸が開くのでは

ないかと期待したが。

 

そんなことはなかった。

 

でも、その戸が、いつもより年季の入った色合い、

くっきりと見えた気がした。

 

【終わり】

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自由に個性を発揮できる世界を創造中です。

 

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皆さまのお力もお借りしながら、書き続けていきたいと

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