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「新しい地球を生きるための物語」です。

 

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【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「新しい地球を生きるための物語」

~そろそろ帰ろうかな~

 

私は、数年振りに実家に帰って来て、

母との時間を過ごしていた。

 

お昼ご飯を食べて、お茶を飲みながら

じっくりと過ごす。

 

これほどまでに、実家において、一瞬

一瞬を味わったことは、初めてのことだ。

 

時刻は、夕刻になろうとしていた。

 

西にある窓が、明るくなってきたことで、

そのことがわかった。

 

私は、母を見ずに、呟くように言った。

 

「そろそろ帰ろうかな」

 

母は、「あら、どこに?」

「宇宙に?」

 

と、真面目な顔をして言っていた。

 

むしろ、私の方が驚いてしまう。

 

「宇宙?」

 

私が母に問いかけると、母はようやく

表情を緩めて、答えてくれた。

 

「和(なごみ)が、小さい頃」

「何かあるごとにね」

「いや、何もなくてもね」

 

「宇宙に還りたいって、私に泣きそうな

表情を浮かべて言うのよ」

 

「さすがに、私も困ったわ」

 

「でも、何となく、それが、どういうことか」

「やっとわかってきたわ」

 

「全然覚えてないや」

 

私は、少し恥ずかしくなったが、本当の

ことを言った。

 

本当に何も覚えていなかった。

 

「無理もないわ」

「だって、ずいぶん小さい頃だから」

「畳職人になるって言うより、もっと前」

 

「私は、和のこと、何でもしっているからね」

 

母は、うれしそうに笑っていた。

 

「いつでも、帰って来てね」

「もちろん、この家によ」

 

「わかってる、ありがとう」

 

私は、夕陽が私の胸の辺りに集中して

あたっているのかと錯覚するほど、そこが

暖かくなっていた。

 

「応援しているわ」

 

「ありがとう」

 

そう言って、私は、実家のマンションを

後にした。

 

【終わり】

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自由に個性を発揮できる世界を創造中です。

 

少しでも多くの人たちにこのブログを届けられるよう、

皆さまのお力もお借りしながら、書き続けていきたいと

思います。

 

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