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「新しい地球を生きるための物語」です。
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「新しい地球を生きるための物語」
~何だか実家にしばらくいたいと感じた~
私は、母との朝食を終えて、今日は、
どうしようかと考えた。
早めに今の家、白雲畳店の寮のような
ところだが。
帰るのか。
そんなことも考えたが、なんだか、私は
実家にしばらくいたいと感じていた。
ホームシックにかかっていたわけでも
ないし、離れるのが寂しいというわけでも
ない。
ただ、なんとなく、この実家に今日くらいは
いたいと感じていたのだ。
だから、私は、今日一日は、母と、そして
この実家で時間を費やすことにした。
母にそのことを伝えると、静かに歓んで
くれているようだった。
「じゃあ、お昼は久しぶりに外食にしようか」
なんて、母が言ってくれて、私は、
幼少期の頃感じたような、うれしい感覚が
蘇ってきた。
「うん、そうしよう」
私は、普段からそんなに話す方ではないが、
母とは、話しが尽きないようだった。
これと言った、話題があるわけでもないが、
なんとなく、そのとき感じていることを
お互いに話した。
たまたま息が合うということなのかも
しれない。
とりとめのない時間と評されれば、そうかも
しれないが、私にとっては、貴重な大切な
有意義である時間となった。
【終わり】
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