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「新しい地球を生きるための物語」です。

 

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【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「新しい地球を生きるための物語」

~実家に帰ってみることにした~

 

私は、白雲畳店で、畳職人として

働いていた。

 

働くという感覚より、畳という作品を

こしらえている感覚だった。

 

そして、もう夕方になろうとして

いた。

 

それに気が付いたのも雲十郎さんの

声がけのおかげだ。

 

「さあ、もう終業の時間だ」

「皆さんお疲れ様でした」

 

私は、いつもこの雲十郎さんの声が

聞こえるまで、時間に気が付いていない。

 

あたりが薄暗くなることにも気が付いて

いないようだった。

 

それほどまでに、私は、畳に没頭して

いるのかもしれない。

 

私は、汗を拭い、雲十郎さんの方を見て、

「お疲れ様でした」

 

「ふぉふぉふぉ」

「和(なごみ)くん、おつかれじゃ」

「そろそろお母さんに、会ってきたらどうじゃ」

「ふぉふぉふぉ」

 

私は、雲十郎さんのその何気ない言葉が

気になっていた。

 

そうだ、私には、母がいた。

 

しかし、どれくらい会っていないのだろう?

 

私は、今、高校を出て5年ほどが経って

いるようだった。

 

そうすると、23歳ということだろうか。

 

母と最後に会ったのは・・・

 

そして、私は、明日が休暇ということもあり、

実家に帰ってみることにした。

 

恐らく相当久しぶりだが、その道は

身体に染みついている。

 

電車で少しいけば、実家のある最寄り駅だ。

 

思えば、この畳店に入職するまで、私は

高校の帰りに、白雲畳店へやって来ていた。

 

懐かしい。

 

実家の最寄り駅に着いて、歩いていると、

何も変わらない商店街が流れていく。

 

高校生の頃、よく買い食いをしていた

お肉屋さんのコロッケ、まだ同じ値段で

同じおばちゃんが売っていた。

 

何か買っていこうかと思ったが、

母が、どうしているか、よくわからなかったから、

先を急いだ。

 

もう少しだ。

 

商店街の先の方に、オレンジ色に輝く

夕陽が、私と目線を合わせてくる。

 

待っていてくれたのかもしれない。

 

私は、夕陽を目印に、歩みを進める。

【終わり】

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自由に個性を発揮できる世界を創造中です。

 

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皆さまのお力もお借りしながら、書き続けていきたいと

思います。

 

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