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「新しい地球を生きるための物語」です。
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「新しい地球を生きるための物語」
~雲十郎さんがゆっくりと振り向く~
私は、雲十郎さんに連れられて、背中を
追いかけて、白雲畳店の最奥へと来ていた。
そして、私の目の前にいる雲十郎さんは、
大きく息を吐く。
私も、なぜだか緊張感が高まってきたように
感じていた。
そして、雲十郎さんは、ゆっくりと
私の方を向こうと振り返っていく。
背中から、肩、腕と回って、
横顔が見えてくる。
もう、私には、雲十郎さんの白い
ふわふわとした髭がなびくのが
確認できていた。
そうしたら、途端に、私の先ほど高まった
緊張感が、緩まっているのがわかった。
そして、雲十郎さんの表情がわかるほど、
私の真正面に向いている。
私と雲十郎さんは、白雲畳店の最奥で、
対峙するように、向き合っていた。
雲十郎さんの表情は、笑顔であるのは
変わらなかったが、何か真剣な笑顔のように
見える。
「この時がきた」
「ようやくやってきた」
そうした、少し決意のような、待ちわびた
ような、そうした真剣さのようなものが、
表情に含まれていたのだ。
でも、基本は笑顔がそこにあった。
雲十郎さんは、そうした表情だけを
ひとまず私に魅せてくれている。
私も、そこで何かを問いかけるわけでもなく、
雲十郎さんの表情から、様々なことを読み解いて
いるようだった。
今は、そうした時間が、お互いに必要
だったのだと感じる。
それは、私も雲十郎さんも同じなのだ。
【終わり】
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