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「新しい地球を生きるための物語」です。

 

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【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「新しい地球を生きるための物語」

~畳屋さんの前で映し出すもの~

 

私は、白雲畳店の前で膝をついていた。

 

この数十年ぶりに、育った生家に

帰ってきたかのような。

 

そうした感覚を私は全身で感じて

いた。

 

私は、もう一度、白雲畳店に目を向ける。

 

そこは、まるで城下町、いや、そうなのか

わからない。

 

通る人々は、はっきりとは見えないが、

着物を着ているように思った。

 

やはり城下町なのだろうか。

 

そこに、まさしく畳屋さんが

しっかりと存在感を放っていた。

 

私は、今、その目の前にいるのだ。

 

行き交う人々は、私の方を見ることも

なかった。

 

濃い色の木が特徴的な、

年季の入った木造の建物。

 

その畳屋さんの中に、私の焦点は

合っていく。

 

まるで、双眼鏡で拡大するように、

畳屋さんの中が大きく見える。

 

そこには、ひとりの青年がいた。

 

ただ、ひたすらに畳と向き合っている。

 

汗を流し、畳を編み込んでいっていた。

 

力強く動かす手は、ゴツゴツとしていて、

指は傷だらけのようにも見えた。

 

私は、夢中で、その青年のことを

見つめていた。

 

しばらくの間、私は、その青年を

見ていたが、ほとんど畳から目を離す

ことはなかったのだ。

 

私は、その青年を邪魔してはならぬと、

黙っていたが、どうしても声を掛けたく

なった。

 

「あなたは、いったい、誰?」

 

声が出たのか、出ていないのか

わからない。

 

そして、私は、その青年から答えが

来るか、期待していたが。

 

青年は、ちらりとこちらを見たよう

だった。

 

一瞬だったが、私はその青年と目が

合ったのだ。

 

その途端に、私は、再びいや、元々いる

白雲畳店の前で、膝をついていた。

 

そして、私は、ゆっくりと立ち上がった。

 

【終わり】

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自由に個性を発揮できる世界を創造中です。

 

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皆さまのお力もお借りしながら、書き続けていきたいと

思います。

 

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