皆さま
おはようございます。
「新しい地球を生きるための物語」です。
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「新しい地球を生きるための物語」
~見学直前に、畳屋さんにみとれる~
私は、白雲畳店の前にいた。
もう数歩進めば、私は、その畳屋さんの
中に入ることになる。
もう、時間だろうか。
私は、お気に入りの腕どけに目を
やった。
思ったよりも時間が進んでいないように
感じた。
計算しようとしたが、どうにもその
時間が合わないような気もした。
腕時計が壊れているのかもしれないと、
思ったが、携帯電話の画面も同じ時刻を
示している。
私は、この異次元とも言える空間に
みとれているようだった。
時間がくるまで、この白雲畳店を
見ていたくなったのだ。
もしかしたら、そこに店主の白丸雲十郎さんが、
白い髭をなびかせてやって来てしまうかも
しれない。
怪しい見学者だと思われてしまうかもしれない。
そんなことが、頭をよぎったが、私にとっては、
それよりもこの空間に浸りたい気持ちになっていた。
濃い茶色い木造の建物は、私に重厚感を
知らせてくれる。
ただ、重厚感だけでなく、その建物の
輪郭に、独特の柔らかさを感じるのだ。
ちょうど光の加減なのか、それはわからない。
店主の白丸雲十郎さんの白い髭のように、
柔らかさが見事に表現されていた。
そこに、畳に対する優しさ、愛情というものを
なぜだか、感じ取ることができる。
しばらくの間、私は、白雲畳店の建物に
見とれていたようだった。
改めて、腕時計に目をやる。
私にとっては、10分は経っている感覚だったが、
1分くらいしか進んでいなかった。
私は、畳屋さんに見学に来たはずが、とても
不思議な世界に入り込んだのかもしれない。
【終わり】
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