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「新しい地球を生きるための物語」です。
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「新しい地球を生きるための物語」
~学校の勉強も入ってこなかった~
私は、畳の上で就寝して、朝を迎えた。
遠くの方で、「和(なごみ)~」
と、お母さんのいつもの声が聞こえて
目が覚める。
私は、寝起きがいい方ではないが、なぜだか
お母さんの声で起こされると、すんなりと
起きることができるのだ。
そして、私は、お母さんと面と向かって、
朝食を食べる。
この日は、どうしても話したくて、畳のことに
ついて、久しぶりに話していた。
お母さんは、うれしそうに話す私をなぜだか
これまたうれしそうに眺めているようだった。
だから、私は、熱を帯びて、さらに話して
しまう。
「ほら、時間よ」
お母さんに、そう言われて、私は、
高校へ行く時間を思い出す。
「いってきます」
「いってらっしゃい」
私は、このやり取りをあと何回できるの
だろう、なんて考えながら登校した。
高校へ行って、授業が始まっても、
私の畳熱は、冷めなかった。
もうどうしたって、高校の勉強、授業は
私には入ってこなかったのだ。
先生たちには、申し訳ないが、
「どうでもいい」と思ってしまった。
それが、ばれないように、私は、教科書を
パラパラとめくるフリをして、上目で
先生を見る。
授業の間は、畳について考えていた。
頭の中で、想像できる範囲で、畳を
作ってみたりもする。
早くこの手で、畳を扱ってみたい。
そんな風に、思っていた。
こうして、最後の高校生活は、
過ぎてゆくのだ。
【終わり】
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