皆さま
おはようございます。
「新しい地球を生きるための物語」です。
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「新しい地球を生きるための物語」
~人生の楽しみ方を知る~
私は、幼稚園を卒園して、今度は
小学校に入学していた。
小学校は、幼稚園の延長のようなものかと
思ったが、そうでもなかった。
集団行動、協調性、そうしたものが、特に
重視されていた。
私は、それでも、特に気にすることなく、
毎日小学校へ通った。
友だちもできたが、私をよく思わない人も
現れた。
幼稚園の頃とは、少し、激しさを増した
場所のように感じていた。
それでも、私は、友だちもいるし、
楽しく生活しようとする。
その中で、私は、野球というスポーツに
興じることになった。
畳職人のことは、すっかり忘れたわけでは
ないが、自分でもなぜ好きなのかわからなく
なっていたのだ。
だから、目の前にある野球に没頭して
いった。
そして、私は、お母さんに頼んで、
「野球をやりたいから、野球チームに入りたい」と
言った。
私が、お母さんにこうして意思表示をしたのは、
初めてのことだったかもしれない。
お母さんも驚いていたし、お父さんも
驚いていた。
そうして、私は、野球チームに入るのだ。
大好きだった野球ができる。
こうして胸を高鳴らせて、毎週土曜日と
日曜日を楽しみに待った。
ところが、野球チームには、たくさんの
大人がいる。
大人たちは、野球を子どもたちにさせる。
強くさせようとしていた。
強くさせることが、大人たちにとっての
正解だったからだ。
私は、ただ、野球が好きだったが、厳しい
練習をすることになった。
ミスをすれば怒られて、声が小さければ、
認められるまで叫ぶ。
いつしか、私は、野球に行きたくなく
なっていった。
野球に行かなくなった私を、大人たちは、
許してはくれない。
「ここで辞めたら、挫折の人生を歩むことになる」
なんだか怖かった。
私は、大人たちたくさんに説得されて、
一度は復帰したが、やはり、もう楽しめなかった。
だから、もう野球には行かなくなったのだ。
野球チームを離れると、私は、少しずつ
自分の楽しみ方を思い出すようになった。
誰にも邪魔されずに野球をやろう、
私は公園に行って、ひとりで野球を行った。
それが、楽しかった。
いろいろな選手の打ち方を思い出し、研究を
していた。
こうしたら、もっと打てるようになる。
私は、野球に再び興じることができる
ようになったのだ。
すると、私のもとにやってくる子どもたちが
いた。
「和(なごみ)くん一緒に野球やろう」
「僕も混ぜて」
「私も入れて」
私が楽しそうに野球をしていたら、たくさんの
子どもたちが集まってきたのだ。
かくいう私も子どもなわけなのだが。
そうして、野球の試合ができるくらい
人が集まるようになった。
同じ年齢の人も居れば、年上も年下も
いた。
でも、みんなで楽しんだ。
小さい子には、優しく投げてあげたり
した。
打ち方を教えてあげたりもした。
年上の人には本気で投げたりもした。
野球の時間はあっという間だ。
それは、楽しいからだ。
そして、私の小学生としての野球人生、
第二幕が始まっていった。
楽しんでいると、楽しみたい人たちが
集まってくる。
そして、その輪はどんどんと大きく
なっていく。
それが、私の人生の楽しみ方だった
のだ。