皆さま
おはようございます。
「新しい地球を生きるための物語」です。
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「新しい地球を生きるための物語」
~あれ、宇宙の記憶が残っている?~
「和(なごみ)~、和」
今日も、私は、畳の上で聞く
優しくて柔らかなお母さんの声で
目を覚ます。
私は、お母さんに掴まりながら、
小さな身体を起こすのだ。
そうして、今では、私は、社会生活を
送っている。
社会生活と言っても、まだまだ始めた
ばかりの幼稚園生だった。
私は、小さい頃から朝が弱かった。
まだまだ眠っていたかったのだ。
眠っているとき、私は、とても安心
できていたように思う。
もちろん、両側にお父さんとお母さんが
いつも一緒に居てくれていたからかも
しれない。
そして、寝ぼけ眼で、私は小さな椅子に
座り、やはり小さな足を前に差し出すのだ。
お母さんは、いつも私の靴下を履かせて
くれる。
これは、幼稚園の友だちには絶対に言えない
ことだった。
このことは、お母さんとの秘密として
いた。
私は、お母さんに靴下を履かせてもらうことが、
なんとも言えない幸せを感じる出来事となっていたのだ。
でも、幼稚園で困ったことがあった。
いろいろなお友だちが、「和(なごみ)くん」と
話しかけてくれる。
たくさんのお友だちが寄ってきて、話しかけて
くれるのだ。
私は、そのとき、決まって、話すという行為ではなく、
言葉を選ぶのが難しいが、念ずるという感覚で、
伝えようとしていた。
このときは、わからなかったが、いわゆる
テレパシーだ。
私は、思ったことは、相手に伝わっていると
思っていた。
心の底から信じていたから、何も疑わずに
話すことなく、お友だちに、その方法で返事を
したりしていたのだ。
だから、お友だちたちからすると、
「和くんは、話すことができない人」と
なっていたようだった。
もしかしたら、というより、確実に、これは、
「宇宙での記憶が残っている」という
ことになる。
話さない私に、それでも寄ってきてくれて、
話しかけてくれるお友だちには、本当に
感謝したいなと思う。