皆さま
おはようございます。
「私たちの記憶を取り戻す物語」です。
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【自己紹介】
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「私たちの記憶を取り戻す物語」
~夜は中々明けなかった~
私は、ひとりで、リビングでこの夜を
楽しんでいた。
こうした楽しい夜は、私の記憶に
しっかりと残るのだろう。
そして、こんな濃い一日も中々
ない。
私は、今できる楽しそうなことを
どんどんと行っていた。
自然の音を聞き、冷たいビールを飲んだ。
美味しそうなつまみになりそうなものは、
だいたい食べてみた。
それでも、私の心の中は落ち着いて
いる。
アルコールのせいで、とても高揚している
というわけではなかった。
静かに楽しいと感じているのだ。
不思議な感覚だった。
楽しいというのは、とても高揚する
もののようだったが、そうではなかった。
静かに楽しいのだ。
それが、何よりも、私にしっくりと
きた。
特段、私は高揚する必要があるわけでは
ないのだと、ようやくわかったのだ。
そんな静かに楽しい夜は、中々
明けることはなかった。
時間がゆったりと進み始めて
いるのかもしれない。