皆さま
おはようございます。
「私たちの記憶を取り戻す物語」です。
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「私たちの記憶を取り戻す物語」
~眠いな眠いな~
私は畳の上に寝転びながら、目を閉じ、
何かの切り替えを待っているかのようだった。
御殿様たちの声は遠くなっていき、
私の意識も遠くなってきているような
気がする。
どちらかと言えば、眠たくなって
きていた。
眠いな、眠いな。
思えば、私は、どうして畳職人を
やっているのだろうか。
どうして、畳職人になろうと
したのだろうか。
何かきっかけがあったのだろうか。
そして、お城の中で、御殿様の部屋の
畳も担当させてもらっていた。
とても喜んでもらっていたのだ。
私は、ここで、何か夢のようなものを
叶えていたのだろうか。
そうはいっても、畳職人になるために、
周囲から認められるように、私は
大きな苦労をしたのだろうか。
先ほど、見た自分の手は、とても
鍛錬されているような感じがした。
そんな簡単な手ではなかった。
私は、苦しんだのだろうか。
それとも喜んでやってきたのだろうか。
もちろん、大変だと思ったことくらいは
あるのだろう。
でも、どうも今の感覚だと喜び、
楽しみながら、畳職人になり、その
職を堪能していたように思う。
私はどんどんと眠たくなって
いっている。