皆さま
おはようございます。
「私たちの記憶を取り戻す物語」です。
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「私たちの記憶を取り戻す物語」
~ゆっくりと時を過ごす~
私と妻は、夕食を食べていた。
「少し、お酒でも飲みましょうよ」
妻は、突然に、そう言った。
私は、今まで新しい世界にやってきて、
お酒の存在など忘れていた。
というよりも、この新しい世界に
存在するかもわからなかったのだが。
私は、もちろん、「そうしよう」と
返事をした。
私と妻は、お酒を飲んだ。
元いた世界でいったら、日本酒と
いうものになるのだろう。
私は、妻とお酒を飲みながら、
ゆっくりと時を過ごした。
時の進み具合も本当にゆっくりと
しているような気さえする。
私は、この新しい世界では、とにかく
早く眠るのが当然なのだと思っていたが、
それは、私の思い込みに過ぎなかった。
そう、お酒を飲みたいときは、飲んで、
夜も少しだけ夜更かしもする。
それは、そのとき、そうしたいからに
過ぎないのだ。
妻も、お酒が好きなのだろう。
とても、うれしそうな表情を
浮かべていて、私もうれしくなった。
そうして、私は、妻といろいろな話しを
した。
本当は、元いた世界のことまで話したかったが、
いくらお酒に酔っていても、それはまずいと
思い、やめておいた。
妻にとっては、私は、この新しい世界での
夫なのだから。
それでも、私たちは、とてもかけがえのない
時を過ごしているような感覚があった。
まるで、この日を待ちわびていたかの
ように。
ただ、静かな夜に、日本酒を私は妻と
飲んでいるだけだったが。
この日の夜は、とにかく時間を忘れて
私と妻は楽しむことにした。
やっぱり、時はゆっくりと進んで
いるような気がした。