皆さま
おはようございます。
「私たちの記憶を取り戻す物語」です。
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「私たちの記憶を取り戻す物語」
~そのままの寝息が続きますように~
私は、妻と少年の三人で眠っていた。
少年らしき人物からの言霊は、もう
聞こえてこなかった。
そこには、静かな寝息が聞こえて
くるだけだった。
私は、この世界でのことが、元いた世界で
実現可能だと、言われたのだ。
たった、それだけだったが、実際に
やれるのかもしれないと、感じる。
でも、もし、元いた世界に戻ったとき、
私は、何からやっていけばいいのだろうか。
ひとりで、どうにかなるものなのだろうか。
やっぱり、私は、もうこの新しい世界で
生きていくことになるのだろうか。
それでいいじゃないか。
そう強く念じてみた。
すると、久方ぶりに少年らしき人物の
声が聞こえてくる。
「元いた世界で実現可能です」
「あなたは、そのために、この新しい世界と」
「言われるこの世界にやってきたのです」
「それじゃあ、おやすみ」
やっぱり、少年らしき人物というより、
少年そのままだった。
もう、そう言われたら、私も降参だ。
私は、この世界にやってきて、新しい
体験をした。
そして、その体験したことを元いた世界に
戻って、少しずつ火を灯し広げていくのだ。
「わかりました」
「やってみたいと思います」
私は、誰に言うでもなく、そう呟いた。
少年は、再び静かな寝息を立てている。
妻も相変わらずだ。
そのままの寝息が続きますように。
私は、なぜだか、そう願っていた。