皆さま
おはようございます。
「私たちの記憶を取り戻す物語」です。
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「私たちの記憶を取り戻す物語」
~すると間もなく声を掛けられた~
広く長い大きな道で、私は和服の人たちの
生活を眺めるように見ていた。
そして、その生活スタイルの違い、
発するエネルギーの違いをありありと
感じずにはいられなかった。
すると間もなく声を掛けられた。
「どこに、行っていたの?」
慌てて振り返ると、和服の女性が
そこにはいた。
知っている人だ、と私の直感が働く。
でも、初めて会う人でもあるのだ。
私は、この状況を理解するのに、数秒
かかったが、話しを合わせることにした。
そして、広く長い大きな道にある一軒の
家に入ってゆく。
どうやら、私は、この和服の女性と一緒に
この家に住んでいたようだった。
今は、朝で、それぞれに掃除をしたり、
食事をしたりしているようなのだ。
私は、これから仕事に出かけていく。
といっても、職場は家の前だった。
「朝蕎麦」
家の目の前で蕎麦を打って、売っている
のだ。
希望があれば、その場で食べることも
できる、どうも新しいスタイルの蕎麦屋
さんだった。
私は、一日中やるのかと思ったが、
お昼くらいには、その仕事を終えていた。
太陽が頭上に来ていたので、お昼くらいだと
勝手に想像しただけだが。
「おつかれさま」
和服の女性の優しい声で、私は、その
仕事が終わることを知ったのだ。
「あれ、もう終わりの時間?」
その後は、私と和服の女性、家族の時間を
過ごした。
一日は、こんなに時間があるものなのだと
体感をする。
そして、夕方には、まだお日様が出ていた時間、
夕食をとって、私たちは、身体を洗って、眠りに
就いた。
初めてきた場所だと思ったが、なんともゆとりの
ある生活だったのだ。
ほどよく働き、大切な人と過ごし、美味しい
食事を食べる、暗くなってきたら眠る。
一日は、こんなにも長いものだったのだ。
私は、慣れないはずの布団で、なぜだか
ぐっすりと眠っていた。